「Solaris Image Packaging System リポジトリーの管理 (Solaris Image Packaging System Repository Management)」ダッシュボードの概要
BigFix® には、Solaris 11 のエンドポイントとローカルに格納されたリポジトリーを管理するための「Solaris Image Packaging System リポジトリーの管理 (Solaris Image Packaging System Repository Management)」ダッシュボードが用意されています。
ローカル・リポジトリーを使用すると、エンドポイントにパッチを適用するために必要なファイルのダウンロード時間を大幅に短縮できます。このダッシュボードは、パッチを適用するために使用するローカル・リポジトリーを設定する場合に使用します。パッチの適用について詳しくは、『Fixlet を使用したパッチの適用』を参照してください。
注: このダッシュボードでは、物理リポジトリー・サーバーの作成はサポートされません。このリポジトリーは、個別に作成する必要があります。リポジトリーの作成について詳しくは、Oracle 資料の Web サイト http://docs.oracle.com を参照してください。
このダッシュボードにアクセスするには、Patches for Solaris 11 サイトをサブスクライブします。「パッチ管理」ドメインで、をクリックします。
エンドポイントとローカル・リポジトリーをこのダッシュボードで表示するには、「Solaris のオリジナル情報 (Solaris Origin Information)」分析をアクティブにします。
このダッシュボードには、検索を容易にするためのフィルタリング・オプションが組み込まれています。コンピューター名でフィルタリングすることも、リポジトリー名でフィルタリングすることもできます。図 1. 「Solaris Image Packaging System リポジトリーの管理 (Solaris Image Packaging System Repository Management)」ダッシュボード

デフォルトでは、ホストされている Oracle Solaris リリースのリポジトリーは、構成済みのパッケージ・リポジトリーです。このダッシュボードのリポジトリー・リストで、別のリポジトリーを割り当てることができます。このリストにローカル・リポジトリーを簡単に追加することができます。リポジトリーの設定に実際のリポジトリー・サーバーの設定が反映されていることを確認してください。

リポジトリーの追加
ローカル・リポジトリーは、個別に作成する必要があります。ダッシュボードにリポジトリーを追加しても、物理リポジトリー・サーバーは作成されません。
ダッシュボードでは、ローカル・リポジトリーの状況は検査されません。ダッシュボードに追加したリポジトリーが機能していることを確認してください。
このダッシュボード上のリポジトリー・リストにローカル・リポジトリーを追加するには、以下のステップを実行します。
- ダッシュボードで「Image Packaging System リポジトリーの管理 (Manage Image Packaging System Repositories)」をクリックします。
- 「追加」をクリックします。
- リポジトリーの名前と URI を入力します。たとえば、次のような形式でリポジトリーの URI を入力します。protocol://hostname:port/path/。注: リポジトリー URI は、HTTP および NFS 共有に関してのみ検査されます。
図 2. 「新規リポジトリーの追加 (Add a New Repository)」ダイアログ 
- 「保存」をクリックします。新しいリポジトリーがリストに追加され、エンドポイントで使用できるようになります。
リポジトリーをエンドポイントに割り当てる
ローカル・リポジトリーを Solaris 11 のエンドポイントに割り当てるには、以下のステップを実行します。
- ダッシュボードで「エンドポイントを管理」をクリックします。
- 別のリポジトリーを使用するように構成したいエンドポイントを選択します。
- 「新規リポジトリーの割り当て (Assign a new repository)」をクリックします。
- リポジトリーを選択します。
図 3. 「新規リポジトリーの割り当て (Assign a new repository)」ダイアログ 
- 選択したリポジトリーでリポジトリーの SSL 鍵ファイルと証明書ファイルが必要な場合は、それらのファイルを指定します。注: 「Solaris Image Packaging System リポジトリーの管理 (Solaris Image Packaging System Repository Management)」ダッシュボードで使用できる鍵ファイルと証明書ファイルは、
.pem形式のものに限られます。注: リポジトリーにアクセスするには、証明書ファイルと SSL 鍵ファイルの両方が Oracle Solaris 11 Support Repository で必要になります。どちらのファイルも、My Oracle Support サイトに用意されています。詳しくは、http://pkg-register.oracle.comを参照してください。 - 「保存」をクリックします。「アクションの実行」ダイアログが開きます。
- エンドポイントを選択して「OK」をクリックします。
- アクションが完了したら、ダッシュボードを最新表示して変更内容を確認します。