非報告エンドポイントの除外

非報告しきい値を定義して、応答していないエンドポイントを Automation Plans の対象リストから除外できます。たとえば、非報告しきい値を 1 時間に設定すると、計画の最初のステップが処理されるまでの 1 時間の間に応答しないエンドポイントがあれば、これらのエンドポイントは対象リストから除外されます。非報告エンドポイントを除外する機能は、非報告エンドポイントがシステムによるアクション処理の開始前に応答していない場合に対象リストから自動的に除外されるという点で、タイムアウト機能とは異なります。タイムアウトの場合は、エンドポイントが対象となり、アクションはエンドポイントにデプロイされますが、設定したタイムアウト期間が経過するとアクションはタイムアウトになります。

このタスクについて

Automation Plans の処理を効率化するために、対象エンドポイントのリストから一定期間応答していないエンドポイントを除外できます。これを行うには、非報告しきい値を設定します。この機能を使用するには、最初にタスク 156 Configure the Automation Plan Engine を使用して、非報告しきい値のグローバル値を設定する必要があります。非報告しきい値の設定方法については、 Automation Plan Engine の構成 を参照してください。次に、計画ごとに、非応答エンドポイントを対象から除外するかどうかを選択します。

非報告エンドポイント除外機能の以下の動作に注意してください。
  • 失敗ステップが設定されている場合、非報告機能は、通常ステップおよび失敗ステップの対象に適用されます。
  • ステップの対象リストから除外された対象は、その後、レポートを返すことができ、したがって計画の後続ステップの有効な対象として含めることができます。
  • エンドポイントが非応答であるにもかかわらず、処理中の計画の後続ステップとして後でレポートを返した場合、失敗動作のオプションは、前のステップから除外された対象を計画の後のステップに含めるか除外するかを制御します。計画の後続ステップから非応答の対象を除外する場合は、非応答の対象は失敗と同じ方法で処理されるため、「今後のステップから除外」失敗動作オプションを有効にします。失敗動作についての詳細は、step の失敗動作設定を定義する を参照してください。
  • すべての対象エンドポイントが非応答の場合、計画は自動的に停止されます。
  • 非応答で計画から除外されたエンドポイントのリストを見るには、エンジン・ログ・ファイルを確認します。Windows の場合、Automation Plan Engine のエンジン・ログ・ファイル pe_console.log は、たとえば C:\Program Files (x86)\BigFix Enterprise\BES Server\Applications\Logs などの、インストール・ディレクトリーの <BES Server Root Directory>\Applications\Logs サブ・ディレクトリーにあります。Linux の場合、pe_console.log ファイルは /var/opt/BESServer/Applications/Logs ディレクトリーにあります。

手順

  1. 必要に応じて、分析 150 Configure the Automation Plan Engine Analysis をアクティブにします。
  2. Server Automation タスク 156 Configure the Automation Plan Engine を開きます。
  3. 「非報告時間のしきい値」セクションで、非報告しきい値の値を入力します。フォーム HH:MM に値を入力します。 HH は時間で MM は分です。タスク 156 Configure the Automation Plan Engine で非報告しきい値を指定しない場合、デフォルト値の 9,999 時間 59 分が使用されます。
  4. 「アクションの実行」をクリックしてタスクを実行します。
  5. タスクが正常に実行された場合は、以下の手順に従い、各個別計画の非報告エンドポイントを処理から除外できます。
    1. 非報告エンドポイントを除外する自動化計画を開きます。
    2. 「設定」タブで、「非報告エンドポイントを除外」 オプションにチェック・マークを入れます。
    3. 計画を保存します。
  6. プランを実行します。