追加サーバーの認証 (DSA)
複数のサーバーを使用することによって、BigFix のインストール済み環境に、さらに高いレベルのサービスを提供できます。
ご使用のインストール済み環境に災害対応サーバー・アーキテクチャー (DSA) を追加することを選択すると、ローカル・サービスの提供を続行しながら、ネットワークおよびシステムの障害から自動的に復旧できるようになります。この機能を利用するには、少なくとも 1 次サーバーと同等の機能を持つ、1 つ以上の追加のサーバーが必要です。追加の費用と設置が必要になるため、DSA を使用する前に、ニーズについて慎重に検討してください。
サーバーは、DB2 のサーバー間認証オプションを使用してお互いに通信できます。
追加の Linux サーバーをインストールする前に、適用環境に追加する各マシンに DB2 Server をインストールします。この DB2 Server のバージョンは、マスター・サーバーにインストールされる DB2 Server と同じバージョンである必要があります。
DB2 認証の使用
この手法では、各サーバーにログイン名とパスワードが付与され、それらのサーバーが適用環境内の他のすべてのサーバーのログイン名およびパスワードを受け付けるように構成されます。
このアカウントのパスワードは平文で入力しますが、FillDB サービスの再始動後に各サーバーの構成ファイルで難読化されます。DB2 認証を使用してサーバーを認証するには、次の手順に従います。
- サーバー間認証のために、適用環境内のすべてのサーバーが使用する単一のログイン名 (例えば
db2inst1
) および単一のパスワードを選択します。 - マスター・サーバーで、
/var/opt/BESServer/besserver.config
ファイルを開きます。 [Software\BigFix\Enterprise Server\FillDB]
セクションで次のキーワードを追加または変更します:ReplicationUser = <login name> ReplicationPassword = <password> ReplicationPort = <DB2_port> ReplicationDatabase = BFENT
FillDB
サービスを再開します。
注:
- この選択は、適用環境単位で行う必要があります。ドメインで認証されるサーバーと DB2 で認証されるサーバーを混在させることはできません。
ReplicationUser
、ReplicationPassword
、およびReplicationPort
は、ご使用の DSA 環境のすべてのサーバー構成ファイルで一意に定義する必要があります。- 適用環境内のすべての BigFix サーバーが同じバージョンの DB2 Server を実行している必要があります。