BigFix プラットフォームの Unicode サポートの概要
BigFix プラットフォーム V10 は、異なるコード・ページと言語で適用された BigFix クライアントからデータを収集して UTF-8 形式にエンコードし、そのデータを BigFix サーバーに返します。
この機能は、異なるコード・ページを持つクライアントが現在の環境内に存在し、クライアント・レポートに ASCII 以外の文字が含まれている場合に使用すると便利です。これは、すべての BigFix コンポーネント (サーバー、リレー、クライアント) が V10 にアップグレードされている場合にのみサポートされます。上記の機能を実現するため、マストヘッド・ファイルが変更されました。マストヘッド・ファイルがクライアントに伝達され、新しい値がアクティブな状態になると、BigFix サーバーのコード・ページとは異なるコード・ページを持つクライアントからレポートが取得された場合であっても、ASCII 以外の文字が含まれているすべてのクライアント・レポートが BigFix コンソールに正しく表示されます。BigFix コンソールは、BigFix サーバーのエンコードとは異なるローカル・エンコードを使用するシステムにインストールされている場合にも、マストヘッドから BigFix サーバーのエンコードとレポートのエンコードを取得することで動作します。
バージョン 9.5.13 以降では、Linux コンピューターで非 ASCII の Fixlet を含むサイトを収集するには、_BESGather_Download_AllowNoStopTranscodingの設定を有効にする必要があります。詳細は、設定のリストと詳細な説明の設定を参照してください。
この機能の仕組みを理解するには、以下に示す FXF エンコードとレポート・エンコードの説明を参照してください。
- FXF エンコード
- トップダウン・データ・フローに影響します。これは、BigFixサーバーからBigFixクライアントに流れるデータのエンコードです (アクション、サイト・サブスクリプション、コンピューター・グループなど)。
- レポート・エンコード
- ボトムアップ・データ・フローに影響します。これは、BigFixクライアントからBigFixサーバーに流れるデータのエンコードです。