バックアップとリストアの実行
BigFix サーバーとデータベース・ファイルの定期的なバックアップ (通常は夜間バックアップ) をスケジュールしておくと、問題が発生したときに最新バックアップをリストアすることにより、生産性やデータを失うリスクを低減できます。
ただし、災害復旧を実行するときは、以前の作業状態の BigFix のバックアップがサーバー・コンピューターまたは別のコンピューター上にリストアされることを考慮してください。バックアップの古さによっては、最新の変更またはデータを失う可能性があります。
最後のバックアップからデータをリストアした後、BigFix サーバーは以前の状態で再始動することにより、サーバーのメールボックスと各リレーのメールボックスの内容にずれが生じる可能性があります。この場合、BigFix サーバーは、要求の処理を続けてきたリレーと再同期させる必要があります。そうしないと、リレーはサーバーの要求を無視するおそれがあります。メールボックスを再調整するには、メールボックスのバージョンが同一になるまで、いくつかのアクションをクライアントに送信します。
また、Windows 環境では、レジストリー・キーに関係するすべての構成は、保存も復元もされません。これらの値を復旧するには、リカバリー手順が正常に完了した後で、適切な構成プロセスを実行して復元する必要があります。例えば、復旧した Web レポートに対して、電子メール・サーバーの設定を再度セットアップする必要があります。
リカバリー不能な障害が発生した場合は、単一の BigFix DSA サーバーをリストアすることもできます。
すべての DSA サーバーが失われた場合は、BigFixサーバーのリストア手順として、Windows でのサーバーのリカバリー手順や Linux でのサーバーのリカバリー手順を実行してください。