NFS リポジトリー管理の概要

リモート・ディスク・スペース上のテクノロジー・レベルまたはサービス・パックのフィックス・パックの管理をサポートするために、BigFix Patch は「AIX 拡張適用ウィザード」で NFS (ネットワーク・ファイル・システム) リポジトリー管理機能を提供しています。

テクノロジー・レベルまたはサービス・パックの更新はサイズが大きいため、すべてのエンドポイントで、これらの更新を保存および処理するのに十分なディスク・スペースが /var/opt/BESClient ディレクトリーにあるとは限りません。NFS リポジトリー管理機能は、NFS リポジトリーでこれらのフィックス・パックを管理するのに役立ちます。ターゲットの AIX エンドポイント上にある既存のディレクトリーを選択し、それをリポジトリーとして登録することができます。登録によりエンドポイント上の NFS サービスが有効になり、フィックス・パックを保管するための存続可能なロケーションとして、エンドポイントにフラグが立てられます。

NFS リポジトリー管理機能は、以下の能力を提供します。
  • 登録された各 NFS リポジトリーに対して、関連するテクノロジー・レベルおよび Service Pack のフィックス・パックをダウンロードし、キャッシュする。
  • 登録された NFS リポジトリーでキャッシュされたフィックス・パックを検証し、Fix Central からのソース・ファイル・セットと突き合わせて、sha1 値などの不整合がないか確認する。
  • パッチ適用時に関連するフィックス・パックが使用されるように、使用しなくなったキャッシュ済みフィックス・パックを削除して NFS リポジトリー上のディスク・スペースを整理する。