ファームウェア更新用の Fixlet の作成

「AIX 適用ウィザード」を使用して、マイクロコード更新とも呼ばれるファームウェア更新のパッケージを、IBM Hardware Management Console (HMC) によって管理されていないエンドポイントに適用できます。これらの更新の形式は、.rpm か .iso です。

始める前に

「AIX 適用ウィザード」からファームウェア更新を適用するには、まず必要な更新を Fix Central から取得する必要があります。

注: 現在、BigFix にはファームウェア更新のダウンロードに役立つツールは用意されていません。
注意: ダウンロード・ファイルの名前は変更しないでください。「AIX 適用ウィザード」は、新しいファームウェア・バージョン情報を解析しようとするときに、このファイル名を使用します。

このタスクについて

ファームウェア更新は、ハードウェア・ファームウェアに適用されます。このタスクの結果である一回限りのアクションまたは Fixlet を使用してファームウェア更新を適用できる対象は、HMC によって管理されていないエンドポイントのみです。HMC によって管理されているシステムの場合は、管理コンソールを使用してファームウェアを適用する必要があります。

手順

  1. BigFix console から、「パッチ管理」 > 「OS ベンダー」 > 「IBM AIX」 > 「AIX 適用ウィザード」をクリックします。
  2. 「ファームウェア (Firmware)」をクリックします。
    図 1. 「AIX 適用ウィザード」の「ファームウェア (Firmware)」オプション
    「AIX 適用ウィザード」の「ファームウェア (Firmware)」オプション
  3. 適用する AIX パッケージの場所を入力します。
  4. 再使用可能な Fixlet ではなく、1 回限りのアクションを作成するには、チェック・ボックスを選択します。
  5. 必要なパラメーターを設定した後、「完了」をクリックします。

タスクの結果

完了すると、生成された 1 回限りのアクションまたは Fixlet が BigFix consoleに表示されます。これを使用して、該当のコンピューターに AIX ファームウェア更新を適用できます。

次のタスク

「AIX Firmware Level」分析をアクティブ化します。この分析は、永続的なファームウェア・バージョンおよび一時的なファームウェア・バージョンと、実行元のシステム・バージョン (一時または永続) を報告します。