事前構成済みコントローラー・コンポーネントのインストール

コントローラー・コンポーネントのインストール時にカスタム構成設定を適用することもできます。

このタスクについて

コントローラーの事前構成は、無人インストールの場合に便利です。構成ファイルに構成ファイル値を設定して、そのファイルをコントローラーをインストールするコンピューターにコピーできます。構成設定が、コントローラーとともにインストールされます。構成値は trc_controller.cfg ファイル内に設定します。このファイルを作成してカスタム値を追加するか、またはデフォルトの構成ファイルを編集できます。事前構成を適用しない場合、 コントローラー・コンポーネントのインストール時にデフォルトの構成ファイルがインストールされます。

trc_controller.cfg のプロパティー値はグローバルであり、コントローラーを実行するすべてのユーザーで同じ値になります。ただし、ユーザーがローカル構成を作成することはできます。コントローラーを実行してグローバル値をオーバーライドすると、ユーザーのローカル構成の値が使用されます。グローバルのプロパティー値を施行するため、ユーザーがコントローラー UI の構成ウィンドウでプロパティーを編集できないように、プロパティーを mandatory に設定できます。必須のグローバル・プロパティーは、ローカル・プロパティーをオーバーライドします。

必須プロパティーを設定するには、以下の手順を実行します。
  1. trc_controller.cfg ファイルを開きます。
  2. プロパティー名をコピーし、末尾に .mandatory = true を追加します。

    例えば、「アドレス履歴を使用可能にする」プロパティーを必須にして構成ウィンドウで編集できないようにするには、以下のようにします。

    enable.address.history=false enable.address.history.mandatory=true

  3. ファイルを保存します。

trc_controller.cfg ファイルを保存した後、コントローラーをインストールします。

Windows™ オペレーティング・システム・インストール用のコントローラーの事前構成
  1. trc_controller.cfg ファイルを trc_controller_setup.exe または trc_controller.msi file と同じディレクトリーにコピーします。
  2. コントローラーのインストール・ファイルを実行します。
コントローラーが構成済みの設定とともにインストールされます。
注: コントローラーの事前構成は、Linux™ オペレーティング・システムでのインストールではサポートされていません。必要な場合、ソース .rpm ファイルを変更して、コントローラー .rpm ファイルを再作成できます。

例

デフォルトの構成ファイルのコンテンツを利用してカスタム構成ファイルを作成し、独自の値を設定します。

  fips.compliance=false sp800131a.compliance=false enable.address.history=true enable.user.history=false enable.domain.history=true history.max.items=20 tool01.ToolName = Control Panel tool01.ToolCommand = [SystemFolder]\\control.exe tool01.ToolParameters = tool01.ToolUser = tool02.ToolName = Command Prompt tool02.ToolCommand = [SystemFolder]\\cmd.exe tool02.ToolParameters = tool02.ToolUser = tool03.ToolName = Administrator Command Prompt tool03.ToolCommand = [SystemFolder]\\cmd.exe tool03.ToolParameters = tool03.ToolUser = admin tool04.ToolName = Task Manager tool04.ToolCommand = [SystemFolder]\\taskmgr.exe tool04.ToolParameters = tool04.ToolUser = tool05.ToolName = Windows™ Explorer tool05.ToolCommand = [WindowsFolder]\\explorer.exe tool05.ToolParameters = tool05.ToolUser = tool06.ToolName=Terminal tool06.ToolCommand=/usr/bin/gnome-terminal tool06.ToolParameters = tool06.ToolUser = tool07.ToolName=Control Panel tool07.ToolCommand=/usr/bin/gnome-control-center tool07.ToolParameters = tool07.ToolUser = tool08.ToolName= tool08.ToolCommand= tool08.ToolParameters = tool08.ToolUser = tool09.ToolName= tool09.ToolCommand= tool09.ToolParameters = tool09.ToolUser = tool10.ToolName= tool10.ToolCommand= tool10.ToolParameters = tool10.ToolUser = # Custom keys # example.KeySequenceName = Inject F1 # example.KeySequenceValue = [F1] # # サポートされているキーコードのリストについては、ユーザーガイドを参照してください key01.KeySequenceName = key01.KeySequenceValue = key02.KeySequenceName = key02.KeySequenceValue = key03.KeySequenceName = key03.KeySequenceValue =