接続情報の検証

このタスクについて

パラメーターを使用して、Remote Control がどのように LDAP サーバーに接続するかを定義します。接続は、Remote Control にインポートされたユーザーおよびグループの情報を LDAP サーバーに照会するために使用されます。

ldap.properties ファイルを変更しても、 「アドミニストレーター」「アプリケーションをリセット」を選択するまで、変更内容は有効になりません。何度も再起動したり長時間停止したりするのを避けるために、 構成プロセス全体の補助として LDAP ブラウザーと LDAP 構成ユーティリティーを使用します。

LDAP ブラウザーを使用して接続情報を検査するには、完全修飾ホスト名と信任状情報を入力することにより、LDAP サーバー・プロファイルを定義します。最初に LDAP ブラウザーを開くときに、新しいプロファイルの詳細情報を指定します。

プロファイルには以下の情報を組み込むことができます。
ホスト
優先される LDAP サーバーのホスト名または FQDN。
ポート\n
ディレクトリーとの通信に使用されるポート。通常はポート 389 ですが、ご使用の環境が子ドメインを含む場合は、代わりにポート 3268 を使用する必要があります。ポート 3268 は、子ドメインを収容するグローバル・カタログを指します。
ベース DN
サーバーにバインドするためのルート・ポイント。例えば、 DC=mydomain,DC=mycompany,DC=com です。

情報を入力すると、Active Directory ツリーのルートで使用可能な属性名と値が LDAP ブラウザーに表示されます。

接続が確立されたら、LDAP ブラウザーで使用した情報と同じ情報を使用して ldap.propertiesファイルのパラメーターを設定します。

  • 「アドミニストレーター」 > 「プロパティー・ファイルを編集」をクリックします。
  • リストから ldap.properties を選択します。
  • 変更が完了したら、「送信」をクリックします。

変更を有効にするために、アプリケーションをリセットする必要があります。「アドミニストレーター」 > 「アプリケーションをリセット」をクリックするか、サーバー・サービスを再起動します。

プロパティー・ファイルは、BigFix® Remote Control サーバー 上でそのファイルを見つけることによって、手動で編集することもできます。ファイルはディレクトリー [installdir]wlp\usr\servers\trcserver\apps\TRCAPP.ear\trc.war\WEB-INF\classes にあります。 installdir は、BigFix® Remote Control サーバー がインストールされているディレクトリーです。例えば、 C:\Program Files (x86)\BigFix\TRC\server\wlp\usr\servers\trcserver \apps\TRCAPP.ear\trc.war\WEB-INF\classes

注: Remote Control にはデフォルトの ldap.properties ファイルが用意されており、 多くの拡張構成オプションがコメント化されています。オプションを有効にするには、ファイルを手動で編集する必要があります。
注: BigFix® Remote Control サーバー は、1 つのグローバル・カタログのみを管理できます。これは、異なるドメインのドメイン・コントローラーを同じ BigFix® Remote Control サーバー で管理できないことを意味します。

サーバー構成で指定されたフォレストには含まれないドメインに属するユーザーは、同じ BigFix® Remote Control サーバー のユーザーに追加できません。