ソフトウェアの使用状況のモニターおよびレポート作成
BigFix Inventory はソフトウェア・ライセンスを最適化するために役立ちます。ご使用の環境でソフトウェア・インベントリーを分析して、資産の使用率を最大化することができます。ライセンスの取得および保守のコストを最小限に抑え、ご使用の環境にインストールされているソフトウェア製品のライセンス準拠を追跡する方法について説明します。ご使用の環境のニーズと要件を検証してから、最も適切なライセンス・モデルを適用することができます。ソフトウェア使用状況の統計には、ご使用の環境にインストールされている特定のソフトウェアの使用に関する詳細 (使用された回数や最後に使用された時刻など) が含まれています。この情報に基づいて、使用されているソフトウェアと使用されていないソフトウェアを迅速に識別することができます。この分析により、ライセンスの更新またはアップグレードを計画する際に、ライセンスのコストを削減することができます。
このタスクについて
BigFix Inventory は、実行中のプロセスに関する情報を収集し、その情報を基にして、使用状況シグニチャーで検出されたすべてのソフトウェア・インスタンスのソフトウェア使用状況を測定します。
BigFix Inventory バージョン 10.0.10 以降では、エンドポイントからサーバーに転送されるデータの量が、データ交換を過去 30 日間に制限することで削減されます。BigFix Inventory は受信した更新を既存のデータと結合します。サーバー側の最適化により、既に保管されているデータはデータベース内で再処理されません。このデータ収集処理プロセスにより、ネットワークおよび BigFix プラットフォームの負荷が軽減されます。
バージョン 9.2.15 のソフトウェア・カタログには、Java の使用状況シグニチャーが含まれなくなりました。Java の使用状況を報告するには、BigFix クライアントと BigFix サーバーがバージョン 9.5.10 以上であること、および BigFix Inventory サーバーをバージョン 9.2.15 にアップグレードする必要があります。
初期構成でデフォルトのスキャン設定を選択した場合、ソフトウェア使用状況のモニターとレポート作成はデフォルトで有効になっています。詳しくは、こちらを参照してください:デフォルトのスキャン構成。それ以外の場合は、手動でのスキャン設定の指示に従って、ソフトウェア使用状況統計の収集を有効にしてください。
手順
- BigFix コンソールにログインします。
- ナビゲーション・ツリーで、 をクリックします。
- ソフトウェアの使用状況を測定するには、「アプリケーション使用状況の統計」分析をアクティブにします。分析を右クリックして「アクティブ化」をクリックします。詳細については、「分析のアクティブ化」を参照してください。
- 「ソフトウェア・スキャンの開始」Fixlet を実行します。詳しくは、こちらを参照してください:ソフトウェア・スキャンの開始。
- 「ソフトウェア・スキャン結果のアップロード」Fixlet を実行します。詳しくは、こちらを参照してください:ソフトウェア・スキャン結果のアップロード。
- スケジュールされたインポートの実行を待つか、手動でインポートを実行します。
タスクの結果
ソフトウェアの使用状況レポート
- 計測データには、指定されたバイナリー・ファイルに基づいて、各エンドポイントで検出されたすべてのインスタンスからの集計された使用状況統計が表示されます。
- 「ソフトウェア分類」/「ソフトウェア・インストール」パネルには、検出されたソフトウェア・コンポーネントと使用状況統計に関する詳細がリストされます。
- 「コンピューターあたりの使用状況」パネルには、製品レベルのすべてのインスタンスについて集約され、各コンピューターのレポートに表示されるソフトウェア使用統計の概要が表示されます。
次のタスク
初期デプロイの段階である場合、またはソフトウェアの使用状況に関する情報が不要な場合は、この情報の収集を無効にして BigFix Inventory のパフォーマンスを改善し、インポート時間を短縮できます。詳しくは、こちらを参照してください:ソフトウェアの使用状況の収集の無効化。