手動による介入のないスキャン
デフォルトでは、コンテナーが作成されると AppScan® Source CLI シェルが開始されます。サポートされるすべての AppScan® Source CLI コマンドは、コンテナー内で実行できます。また、CLI では、スクリプト・ファイルへのコマンド・セットの定義、およびこれらのコマンドをすべて順次実行するために script コマンドを使用するファイルの指定もサポートしています。
script コマンドを活用することで、手動による介入を行わずにスキャンを実行できます。
例:
- スクリプトを作成するには、次のようにします。
> vi /host_machine_workspace/cli.script > login … > oa /container_workspace/simpleIOT/SimpleIOT.paf > scan > report "Findings by Fix Group" pdf-annotated /Apps/owasp_report.pdf -includeSrcBefore:5 -includeSrcAfter:5 -includeTrace:suspect -includeHowToFix > logout - 以下のスクリプトを指定して、コンテナーでスキャンを実行します。
podman run -it --rm --env-file ./env.list --volume /host_machine_workspace/:/container_workspace/ hcl/appscan/source/cli:10.1.0 script .“/container_workspace/cli.script
注: バージョン 10.3.0 で、AppScan® Source は Podman を使用したコンテナー化をサポートしています。Docker は Red Hat Enterprise Linux 8 と 9 ではサポートされていないため、ホストで RHEL 8 または 9 が実行されている場合、Podman を使用してください。Podman は主要なすべての Docker コマンドをサポートしています。このトピックの例の Docker を Podman に置き換えて、Podman 環境でコンテナーを作成してスキャンします。