Podman イメージを使用したコンテナーの作成

Podman イメージを使用してコンテナーを作成する場合、イメージとライセンス情報を指定し、スキャンの成果物をイメージで使用できるようにする必要があります。
  • コマンド

    podman run ... hcl/appscan/source/cli:10.1.0

  • ライセンス情報

    --env <name=value

    --env-file env.list

  • スキャンの成果物

    --volume /data/wa:/data/wa

AppScan® Source CLI Podman イメージを使用し、次のコマンドを実行してコンテナーを作成します。

> podman run hcl/appscan/source/cli:10.1.0

Podman では、次のオプションのフラグをサポートしています。これらのフラグおよび追加フラグの詳細については、Podman の資料を参照してください。

フラグ 説明
--rm 終了時にコンテナーを自動的に削除します
--detach, --d コンテナーをバックグラウンドで実行し、コンテナー ID を印刷します
--interactive, -i 接続されていなくても STDIN を開いたままにします
--ttv, -t pseudo-TTY を割り振ります

例:

podman run –i --rm \
	    --env AS_LICENSE_INSTANCE=xxxx \
	    --volume /data/wa:/data/wa \
	    hcl/appscan/source/cli:10.1.0    
podman run --env-file env.list --volume /data/wa:/data/wa hcl/appscan/source/cli:10.1.0
使用上の注意:
  • CLI クライアントでは .paf/.ppf ファイルの生成をサポートしていません。また、コンテナーで実行されている CLI もサポートしていません。
  • デフォルトでは、コンテナーで AppScan® Source CLI シェルが開きます。このシェルでは、サポートされている AppScan® Source CLI コマンドのみを実行できます。
  • コンテナーは Linux でのみ使用可能なため、.NET プロジェクトのスキャンはサポートされません。
注: バージョン 10.3.0 で、AppScan® Source は Podman を使用したコンテナー化をサポートしています。Docker は Red Hat Enterprise Linux 8 と 9 ではサポートされていないため、ホストで RHEL 8 または 9 が実行されている場合、Podman を使用してください。Podman は主要なすべての Docker コマンドをサポートしています。このトピックの例の Docker を Podman に置き換えて、Podman 環境でコンテナーを作成してスキャンします。