スキャンの成果物にアクセスするためのコンテナーの構成
Podman コンテナーを使用してアプリケーションをスキャンするには、スキャンの成果物を含むディレクトリーを Podman コンテナーにボリューム・マウントして、それぞれのファイルをコンテナーで使用できるようにする必要があります。
Podman では、コンテナーにボリュームをマウントするオプション “--volume | -v” をサポートしています。
例えば、Podman がコンテナーのパス
/host_machine_workspace/simpleIOT/ にインストールされているホスト・マシンからパス /container_workspace/simpleIOT/ をマウントするには、次のようにします。podman run -it --rm --env-file ./env.list --volume
/host_machine_workspace/simpleIOT/:/container_workspace/simpleIOT/
hcl/appscan/source/cli:10.1.0注:
- コンテナーから実行されたスキャンで必要なファイル操作を行えるように、マウントされたディレクトリーに対して必要なアクセス権を指定します。例えば、ファイル/フォルダーには少なくとも 755 の許可が必要であり、root グループに追加する必要があります。
- .paf/.ppf ファイル内のすべてのパス参照は 、コンテナー内で解決できるようにする必要があります。
注: バージョン 10.3.0 で、AppScan® Source は Podman を使用したコンテナー化をサポートしています。Docker は Red Hat Enterprise Linux 8 と 9 ではサポートされていないため、ホストで RHEL 8 または 9 が実行されている場合、Podman を使用してください。Podman は主要なすべての Docker コマンドをサポートしています。このトピックの例の Docker を Podman に置き換えて、Podman 環境でコンテナーを作成してスキャンします。