テンプレート・ファイルからの新規スキャンの作成

独自の AppScan Standard テンプレート (SCANT) ファイルをアップロードして、ASoC スキャンを実行できます。

始める前に

手順

  1. 特定の「アプリケーション」ページで「スキャンの作成」をクリックし、「DAST 動的分析」の下にある「スキャンの作成」をクリックして、ウィザードを開きます。
  2. 「テンプレートから」を選択します。
  3. ファイルのアップロード:
    テンプレート (SCANT) ファイルをダイアログにドラッグ・アンド・ドロップするか、クリックしてファイルを選択します。
    注: スキャンの作成中に「介入を許可する」を有効にすると、障害発生時にスキャン有効化チームがスキャンを検査できるようになります。デフォルトでは、アップロードされたスキャンまたはテンプレートに対して、介入は無効になっています。
    ファイルが開き、構成の開始 URL が「URL」フィールドに入力されます。
  4. ファイルに探査データが含まれる場合は、テスト・ステージのみを実行するか、フル・スキャン (探査ステージとテスト・ステージ) を実行するかのオプションが提示されます。
    • 「フル・スキャンを実行」、または
    • 「テスト・ステージのみを実行」
  5. プライベート・サイトのスキャン:

    パブリック・サイト・スキャンがデフォルトです。サイトがインターネットで利用できない場合は、「プライベート・ネットワーク」をクリックします。接続されているプレゼンスのリストからプレゼンスを選択します。

    AppScan プレゼンス をまだ作成していない場合は、「プレゼンス」のリンクをクリックし、「AppScan Presence の作成」を参照してすぐに作成できます。

  6. 探査:

    設定

    オプション

    フォームの自動入力

    ASoC AppScan Standard のデフォルトのフォーム入力パラメーター値を使用して、サイトでフォームの入力および送信を行います。
    重要: 実稼働中のサイトをスキャンする場合は、この機能を無効にすることをお勧めします。詳細については、次を参照してください。 ライブ実動サイトをスキャンするときに、どのような変更を行う必要がありますか?
    注: 自動フォーム入力をオフにして、AppScan on Cloud でスキャンすると、ログイン管理データを除く、フォームに入力されたすべての情報が削除されます。AppScan はスキャン中、自動的にフォームに入力しません。このスキャンを AppScan Standard にインポートすると、自動フォーム入力が有効になりますが、ログイン管理を除くフォーム入力データは空になります。

    タイプ

    自動的に探査する
    AppScan は、開始 URL から自動的に Web アプリケーションをクロールして、テストするページを検出します。このオプションは Web API には関係ありません。次のオプションを使用してください。
    ガイダンスを使用した探査
    AppScan でテストするために、記録された独自の探査ステージをアップロードします。これは、単独で使用することも、自動探査ステージに追加して使用することもできます。
    2 つの探査タイプについて詳しくは、次を参照してください。 動的分析 (DAST) について

    ガイダンスを使用した探査

    このセクションは、「ガイダンスを使用した探査」を選択した場合にのみアクティブになります。

    記録をアップロードする

    1 つ以上の DAST.CONFIG トラフィック・ファイルをアップロードします。記録方法の詳細については、「トラフィックの記録」を参照してください。Web API の場合、最良のオプションは通常は HCL AppScan Traffic Recorder です。

    ファイル設定

    トラフィック・ファイル内の要求を、記録した特定の順序で送信する必要がある場合は、マルチステップ操作をアクティブにします。この方法では、スキャンの所要時間が大幅に長くなるため、必要な場合にのみ使用してください。マルチステップ操作と通常のガイダンスを使用した探査の違いについては、「ガイダンスを使用した探査」を参照してください。

    マルチステップ操作をアクティブにするには、次の手順を実行します。
    • アップロードされた記録ごとに、ファイル名をクリックし、「マルチステップのアクティブ化」オプションを「オン」に切り替えます。
    記録の使用方法
    全自動の探査ステージに加えて、記録された探査を使用し、すべてをテストする
    ASoC で、独自の自動探査ステージが実行され、アプリケーションが検出されて、検出結果およびアップロードしたトラフィック・ファイルの両方に基づいてテストされます。このオプションは Web API には関係ありません。次のオプションを使用してください。
    記録された探査のみを分析しテストする
    ASoC では、アップロードしたファイルがスキャンの探査ステージとして扱われます。記録されたトラフィックのみを対象に分析とテストの作成が行われ、テストされます。自動の探査ステージはありません。
  7. スケジュール:

    設定

    オプション

    すぐにスキャン

    セットアップとレビューが完了するとすぐにスキャンが実行されます。

    後のために保存

    設定は、完了すると保存されます。後でスキャンを実行できます。

    スケジュール
    設定が保存され、1 つ以上のスキャンが設定済みとして実行されます。
    1. 日時を選択する。これらの値はマシンで設定されているタイム・ゾーンに従って入力しますが、ユーザー・インターフェースに表示される時刻は UTC に変換されることに注意してください。
    2. スキャンを複数実行するには、「繰り返し」を選択して、以下を選択します。
      • 毎日: 日単位の間隔 (1 日から 30 日) を選択します
      • 毎週: 曜日を選択します
      • 毎月: 月単位の間隔を選択し、日付 (数値) または曜日 (最初、2 番目、3 番目、4 番目、最後) を選択します。
      注: スケジュール済み時刻になったときに最大数の同時スキャンが実行されている場合は、サブスクリプションで許可されるとすぐにスキャンが開始されます。
    3. 「終了日」(スキャンが実行される最後の日付) を設定するか、「終了日の削除」をクリックしてスケジュールを無期限に実行します。
  8. スキャン・オプション:
    「スキャン・オプション」パネルでは、次の操作を実行できます。
    • 個人スキャンとしてスキャンを実行するように指定します。
    • スキャン完了時に E メールを受け取るように指定します。
    • 「スキャン有効化」を指定します。デフォルトでは、「介入を許可する」チェック・ボックスが選択されています。つまり、ASoC が、現在の設定ではスキャンが不適切な結果になるおそれがあることを検出した場合、スキャン有効化チームにアラートを通知します。スキャンの状況は「レビュー中」に変わり、レビューが完了すると再開されます (「スキャン状況」を参照)。
      • スキャン有効化チームによる介入を許可しない場合は、チェック・ボックスをクリアします。
      • 介入を許可する場合は、問題の解決に特定の情報が必要と思われるのであれば、チームへのメッセージを含めることができます。オプション:
  9. 概要:

    必要に応じてスキャン名を編集し、スキャン用に選択した設定を確認します。必要に応じて「前のパネルに戻る」をクリックして調整します。

  10. 「スキャン」をクリックします。

タスクの結果

新規スキャンとその開始時間が「スキャン」ビューに追加され、進行状況表示バーにスキャンが実行中であることが示されます。スキャンが完了すると、進行状況表示バーが閉じられ、結果がグラフに要約され、(選択していた場合には) E メール通知を受け取ります。「結果」を参照してください。
注: 無料のプランのスキャンは長さが 4 時間に限定されます。そのため、大規模なサイトや複雑なサイトの場合、無料のプランのスキャンでは完全にカバーできない可能性があります。