Linux に Domino をインストールする

このトピックでは、対話形式で Domino® を Linux システムにインストールする手順について説明します。次の手順に従って、Linux システムに Domino® をインストールできます。初めて CentOS に HCL Domino をインストールする場合は、『CentOS での HCL Domino のインストールと構成』のホワイトペーパーに追加のガイダンスがあります。このガイドは、この手順の補足として使用できます。

始める前に

  • 必ず Linux OS を ‘en_US’ のロケールでインストールするようにしてください。システムのロケールを確認するには、"localectl status" コマンドを発行します。
  • 一時的にスクリーン・セーバーとウィルス検出ソフトウェアを無効にします。
  • 保留中のリブートアクションがある場合は、それらを実行します。
  • 他のアプリケーションがすべて終了していることを確認します。
  • Domino サーバーのインストールには、Linux のユーザー・アカウントとグループが必要です。このアカウント名とグループは、インストーラーを実行する前に存在している必要があります。このユーザーとグループのガイダンスについては、 次のナレッジ記事を参照してください。Unix と Linux でユーザーとグループを作成する方法。
  • 完了するには、インストール・スクリプトに Perl をインストールする必要があります。
  • Domino のインストール時に、プログラム・ディレクトリーとデータ・ディレクトリーを選択するよう求めるプロンプトが出されます。デフォルトのディレクトリーを使用するようお勧めします。カスタム・ディレクトリーを選択する場合は、ソフト・リンクを作成する必要があります。

このタスクについて

以下の手順を使用して、コンソール・モードで Domino インストールを実行します。グラフィカル・モードは使用できません。

手順

  1. Domino インストール・ファイルを一時的な場所に解凍します。
  2. ディレクトリーを、インストール・ファイルが解凍された場所に変更します。
  3. root として以下のコマンドを発行します。./install
  4. ロケール画面で選択を行い、Enter キーを押します。


  5. 「ご使用条件」画面で、使用条件を確認し、 「Y」 を入力して同意し、 Enter キーを入力します。


  6. パーティション化された Domino のみにデータ・ディレクトリーをインストールするというプロンプトで「no」を入力します(Sametime はパーティション化された Domino サーバーをサポートしていません)。Enter キーを押して続行します。


  7. プログラム・ファイル・ディレクトリー名を選択します。注: デフォルト名は /opt/hcl/domino にすることをおすすめします。Enter キーを押して続行します。


  8. データ・ファイル・ディレクトリーのパスを入力し、Enter を押します (/local/notesdata を推奨)


  9. プロンプトが表示されたら、前提条件ステップでこのサーバー用に作成したユーザー名とグループ名を入力します。デフォルトは、ユーザー名: notes、グループ名: notesg です


  10. 設定確認画面で、「1」 - 「手動」を選択します。


  11. インストール前の概要画面で、 Enter を選択して続行します。


  12. サーバーのインストールが正常に完了したことを確認します。


    終了画面で、Enter キーを押してインストーラーを終了します。

次のタスク

Sametime 用の Domino の構成