データベースキャッシュをモニターする

キャッシュ統計を定期的に調べて、データベースキャッシュの効率をモニターします。

次の各統計を表示するには、メールとデータベースの統計レポートを表示するか、次のサーバーコマンドを使用します。

Show Stat Database.DbCache.*
1. メールとデータベースの統計レポート

統計

説明

Database.DbCache.CurrentEntries

現在キャッシュにあるデータベース数。この数が頻繁に Database.DbCache.MaxEntries の値に近くなる場合は、キャッシュの最大データベース数を増やしてください。

Database.DbCache.HighWaterMark

このサーバープログラム実行時にキャッシュに保存されているデータベース数の最大値。この数は、起動アクティビティが原因で不自然な値になる場合があります。このため、キャッシュのパフォーマンスを示す本当の指標にはなりません。

Database.DbCache.Hits

キャッシュ内で見つかったデータベースで InitialDbOpen が実行された回数。開いた回数に対するヒット回数の割合が高ければ、データベースキャッシュは効率よく機能していることになります。この割合が低い場合は、キャッシュの最大データベース数を増やしてください。

Database.DbCache.InitialDbOpens

ユーザーやサーバーが、他のユーザーやサーバーがまだ使用していないデータベースを開いた回数。たとえば、レプリケータがメールファイルを使用しているときに、ユーザーがメールファイルを開いても、この数は増えません。この数を Database.DbCache.Hits と照らし合わせると、キャッシュの効率を評価できます。

Database.DbCache.Lookups

データベースキャッシュの検索回数。Database.DbCache.Lookups に対する Database.DbCache.Hit の割合が高ければ、データベースキャッシュは効率よく機能しています。この割合が低い場合は、キャッシュの最大データベース数を増やしてください。

Database.DbCache.MaxEntries

サーバーのキャッシュ内に一度に保存できるデータベース数。この値を変更するには、NOTES.INI ファイルの NSF_DbCache_Maxentries 設定を使用するか、物理メモリを増やします。

Database.DbCache.OvercrowdingRejections

Database.DbCache.CurrentEntries が Database.DbCache.MaxEntries の 1.5 倍以上になったため、データベースを閉じたときにキャッシュに保存されなかった回数。この値が大きくなりすぎないように注意してください。この値が大きくなっている場合は、キャッシュの最大データベース数を増やしてください。