通知方法 [プログラムの実行] を使用してイベントパラメータを渡す
通知方法 [プログラムの実行] を使用するには、特定イベントの発生時に実行するプログラムを作成しておく必要があります。このプログラムを作成するには、使用するプログラム言語を広く理解して、使用するパラメータについて知っておく必要があります。プログラム実行のイベントハンドラは、プログラムの実行時に情報をパラメータとしてプログラムに渡します。
始める前に
このタスクについて
次のイベントパラメータをリストされている順にプログラムに渡すことができます。エラーコード以外のすべてのパラメータはテキストとして渡されます。エラーコードは数値として渡されます。
- イベントの種類 - 種類を次の表に示します。
表 1. イベントの種類 イベント・タイプ 説明 Add-in アドインタスクに関連するイベント Adminp システム管理プロセスタスクに関連するイベント エージェント エージェントに関連するイベント クライアント クライアントに関連するイベント Compiler 計算機能とコンパイル機能に関連するイベント データベース データベースに関連するイベント Directory (LDAP) ディレクトリサービスに関連するイベント メール メール配信に関連するイベント 各種情報 他のイベント分類に属さないその他のメッセージ モニター サーバーのモニターによって Domino® Administrator で生成されたイベントに関連するイベント ネットワーク LAN に関連するイベント Replica 複製に関連するイベント リソース システムリソースに関連するイベント ルーター メールイベントに関連するイベント セキュリティー ID ファイル、サーバーアクセス、データベースアクセスに関連するイベント サーバー 特定のサーバーやその接続状態に関連するイベント 統計 統計アラームに関連するイベント 不明 接頭辞が不明の、他のイベント分類に属さないイベント 更新 索引に関連するイベント Web (HTTP/HTTPS) HTTP タスクに関連するイベント - イベントの重要度 - 使用可能なイベントの重要度を次の表に示します。
表 2. イベントの重要度 重要度 意味 致命的 システムクラッシュに至る危険性が高い問題 失敗 システムクラッシュには至らないが重大な障害 警告 (高) 機能が失われ、介入が必要とされる 警告 (低) パフォーマンスの低下 標準 ステータスメッセージ - エラーコード - イベントに表示されるエラーコード。
- 送信元サーバー - イベントが発生したサーバーの名前。例えば、サーバー A で調査を実行してサーバー B をモニターする場合、サーバー A が送信元サーバーとなります。サーバー B は送信先サーバーです。
- イベント時間 - イベントのタイムスタンプに表示される時間。
- イベントテキスト - サーバーコンソールに表示される、イベントを説明するメッセージ。
- 送信先サーバー - Domino® ドメインモニター (DDM) で発生したイベント。イベントが適用されるサーバー。
- 送信先データベース - Domino® ドメインモニター (DDM) で発生したイベント。イベントが適用されるデータベース。
- 対象ユーザー - Domino® ドメインモニター (DDM) で発生したイベント。イベントを引き起こしたユーザー。例えば、イベントを発生させるサーバーにユーザーがアクセスするときに、そのユーザーはイベント内で名前を付けられて送信先ユーザーとなります。
- その他の送信先データ - Domino® ドメインモニター (DDM) で発生したイベント。DDM でイベントに含まれる一連のテキストまたは情報。
手順
- [アクション] タブをクリックします。
- [方法] フィールドで [プログラムの実行] を選択します。
- [プログラム名] フィールドで実行するプログラムの名前を入力します。
- プログラムの実行時にプログラムに渡されるイベントパラメータを選択します。
- 選択したパラメータで使用するスイッチを指定します。
- オプション: 実行中のプログラムからサーバーコマンドが生成されるときは、[コマンドライン] フィールドでコマンドを指定します。例えば、サーバーコマンド Compact を発行するプログラムを実行するときに -D などのオプション引数を付ける場合、このフィールドにコマンドを入力します。
- イベントが発生したサーバー、または任意の別のサーバー上で実行するプログラムを指定します。
- 次の有効化オプションのいずれかを指定します。