iNotes での ID ボールトの使用
このタスクについて
ID ボールトが提供する ID 管理機能を使用するように HCLiNotes® を構成することができます。iNotes ユーザーに対して ID ボールトの使用を許可にするには、セキュリティポリシー設定文書の [ID ボールト] タブで、[Notes ベースのプログラムに Notes ID ボールトの使用を許可] に対して [はい] を選択します。
ユーザーの ID ファイルがボールト内に存在してメールデータベース内には存在しない場合に、ユーザーのポリシーを統合用に [はい] に設定すると、ボールトから ID ファイルが取得されてメールデータベースに格納されます。同様に、ユーザーの ID ファイルがメールデータベース内に存在してボールト内には存在しない場合は、コピーがボールトにアップロードされます。ボールトとデータベースの両方にコピーが存在する場合は、2 つの ID が同期されます。
iNotes ユーザーに対してこの機能が有効になっている場合、ユーザーは以下の処理を実行できます。
- Notes® の ID ファイルを自分のメールファイルに手動でインポートすることなく、受信メールメッセージの暗号化を解除する
- Notes の ID ファイル内のパスワードを変更し、新しいパスワードを自動的に使用してセキュアなメール操作を実行する
- パスワードのリセット権限を持つ他のユーザーに ID ボールト内の自分のパスワードをリセットしてもらい、新しいパスワードを自動的に使用してセキュアなメール操作を実行する
- iNotes のセキュリティプリファレンスを開き、[ボールトと同期] をクリックして、2 つの ID ファイルのコピーを任意のタイミングで手動で同期する
注: ID ボールトのセキュリティ設定ポリシーで構成され、Notes のログオンウィンドウでパスワードのリセット手順を示すために使用される [パスワードを忘れた場合のヘルプテキスト] フィールドは、iNotes ユーザーには適用されません。
ID ボールトの設定とユーザーへの割り当ての詳細については、HCLDomino® Administrator ヘルプの Notes ID ボールトに関するトピックを参照してください。