iNotes ウルトラライトモード
HCLiNotes® のウルトラライトモードは、モバイルデバイスで使用するように設計されたモードです。また、ウルトラライトモードは、Mozilla Firefox 3.0 以降を使用する Microsoft™ Windows™ オペレーティングシステム (Win32) で使用できるアクセス可能モードでもあります。
ウルトラライトモードの場合、基本的なメール機能と連絡先機能のほかに、予定カレンダーも使用することができます。iNotes ウルトラライトモードを使用すると、iNotes の受信ボックス、連絡先、1 日の予定カレンダーをワンタッチで表示できます。
iNotes の他のモードと同様に、ウルトラライトモードには、HTML 形式の危険なスクリプトの被害に遭うリスクを減らすアクティブコンテンツフィルタと、UI コンポーネントだけをキャッシュに格納して個人情報は格納しないブラウザキャッシュ管理が組み込まれています。ウルトラライトモードでは、リバースプロキシと iNotes Redirect をログインで使用することもできます。また、IBM® Tivoli® Access Manager (TAM) などのセキュリティ製品も使用できます。
iNotes ウルトラライトモードは、Apple iPhone または Apple iPod touch でサポートされています。また、このモードは完全にブラウザベースであるため、デバイスにディスク領域やメモリを追加する必要はありません。iPhone ユーザーがメールファイルへの URL を使用すると、デフォルトでウルトラライトモードの UI が表示されます。
Windows で IBM iNotes のアクセス可能モードを表示するには、使用しているサーバーの URL アドレスを次のような形式でブラウザに入力します。
http://server.domain/mailfile path/?OpenDatabase&ui=inotes_ulite
または、iNotes Redirect を使用することもできます。この場合、ユーザーは自分のメールファイルやメールサーバーの名前がわからなくても、iNotes Redirect サーバーの名前さえわかっていれば問題ありません。どちらのアドレスを使用した場合も、iNotes のユーザー名とパスワードを入力するログイン画面が表示され、ログイン後にデフォルトで [ホーム] ビューが開きます。
ウルトラライトモードユーザーの認証には、HCLDomino® の HTTP セッション認証と iNotes Redirect アプリケーションを併用することをお勧めします。iPhone と iPod touch の制限により、エンドユーザーはデバイスをリセットしない限り、最後に実行したブラウザのインスタンスを閉じることができません。そのため、bconf_lotusinotesultralightmode_c.htmlconf_lotusinotesultralightmode_c.htmlconf_lotusinotesultralightmode_c.htmlrowser にキャッシュされている基本認証の資格情報を消去できず、その結果としてセキュリティリスクが発生する可能性があります。