複製時間の制限

サーバー間で複製を行うのに要する時間を制限すると、複製の際のセッションが過度に長くなるのを制限でき、リモートサイトにあるサーバーとの複製にかかるコストを減らすことができます。たとえば、低速回線を介して複製を実行していて、複製に時間がかかる場合などは、複製にかかる時間を制限できます。

手順

  1. Domino® Administrator で、[設定] タブをクリックします。
  2. [ディレクトリサーバー] フィールドで、送信側サーバーの Domino ディレクトリを選択します。
  3. [サーバー] をクリックし、[接続] をクリックします。
  4. 使用する接続をクリックして、[接続の編集] をクリックします。
  5. [複製/配信] タブをクリックします。
  6. [複製のタイムリミット] フィールドに、最大接続時間 (分) を入力します。
  7. 保存して閉じます。

タスクの結果

[複製のタイムリミット] フィールドに値が入力されていて、その指定時間内に複製が完了しなかった場合や、サーバーがクラッシュした場合、複製の再開時には、停止時に処理していたアイテムから処理が再開されます。このフィールドが空白の場合、複製セッションが完了するまで Domino が時間を使うことを意味します。

注: 指定した時間が短すぎて時間内に複製を完了できない場合でも、複製は指定した時間で終了します。複製がどの過程まで進んだかは考慮されません。ログファイル (LOG.NSF) には、複製は中断されたがその結果は成功したという内容のメッセージが記録されます。最後に完了した複製イベント以降から次回の複製が開始されるように、複製履歴は更新されません。

すべてのサーバーに対して複製の時間を制限するには、NOTES.INI ファイルに ReplicationTimeLimit 設定を記述します。