メールの Activity Logging

メールの Activity Logging では、サーバーとの間でやりとりされたメールが記録されます。メールの Activity Logging レコードには、レコードを作成したサーバーの名前、メッセージの発信者と受信者、メッセージ ID、配信ルートの前の中継点と次の中継点、メッセージのサイズなどの情報が記録されます。

メールの動作の Activity Logging レコードには、次の 5 種類があります。

表 1. メールの動作の Activity Logging レコードの種類

レコードの種類

説明

蓄積

メールがサーバーの MAIL.BOX に保管されます。このメールは、Domino® サーバーまたは Domino SMTP サーバーから送信されます。受信側のサーバーでは、この動作が保管として記録されます。送信側のサーバーでは、この動作が転送として記録されます。

配送

メールが MAIL.BOX からユーザーに配信されます。

送信エラー

ルーターがメッセージを配信できません。

転送

最終的な配信先へ向けて、あるサーバーから別のサーバーにメールが転送されます。送信側のサーバーでは、この動作が転送として記録されます。受信側のサーバーでは、この動作が保管として記録されます。

転送エラー

ルーターが別のサーバーにメッセージを転送できません。この動作は送信側のサーバーに記録されます。

メールメッセージごとに、最低 2 種類のレコードが記録されます。これらのレコードは、Deposit レコードと最低 1 種類の別のレコードから成ります。このレコードの種類は、試行した配信の後処理によって異なります。

MAIL.BOX のメッセージの更新は、Domino によって新規保管として記録されます。例えば、正しく送信されるように MAIL.BOX のメッセージのアドレスを変更すると、そのメッセージは新規保管として記録されます。

受信者リストが非常に大きいために 1 つのメッセージが分割されている場合は、メッセージの各コピーに対してレコードが個別に生成されます。これらの各レコードには、同一のメッセージ ID と発信者が記録されます。