データベース分析

データベース分析を実行すると、複製履歴、[ユーザーの使用状況] ダイアログボックス、ログファイル (LOG.NSF) などの各種情報源からデータベースの情報を収集し、結果データベースという 1 つのデータベースで表示することができます。データベース分析は、Domino® Administrator へのアクセス権がある場合に限り実行できます。

データベース分析を使用すると、データベースに関する次の情報を収集できます。

  • 複製履歴。[複製の履歴] ダイアログボックスに記録されています。
  • ユーザーの読み込みと書き込み。[ユーザーの使用状況] ダイアログボックスに記録されています (Statlog タスクで生成されたデータベース使用状況統計を表示するための 1 つの方法です)。
  • 文書の作成、編集、削除。データベースに記録されています。
  • 設計変更。データベースに記録されています。
  • 複製の追加、更新、削除。ログファイルに報告されています。
  • メールルーターが配信するメールメッセージ。

データベースの複数のレプリカからこの情報を収集できます。

データベース分析を実行するときには、結果を保存するデータベースを作成します。結果はこのデータベースに分析文書として保存されます。結果データベースを作成した後、データベース分析を実行するたびに、この内容を上書きするか、現在の内容に新しい結果を追加するかを選択することができます。結果データベースは [データベース分析] テンプレート (DBA4.NTF) から作成されます。

結果データベースの各分析文書は、特定イベントに関するフィールドで構成されています。

表 1. フィールドとイベント

フィールド

内容

日付

イベントが発生した日付

時刻

イベントが発生した時刻

複製元イベント情報

分析データベース、分析データベースのレプリカ、ログファイル

ソース・データベース

読み込まれた文書を含むデータベースの名前

データベース複製イベントの場合は、複製元データベースの名前

ソース

読み込みや書き込みが行われた文書を含むデータベースがあるサーバーの名前

データベース複製イベントの場合は、複製元データベースがあるサーバーの名前

宛先

更新された文書を含むデータベースの名前

データベース複製イベントの場合は、複製先データベースの名前

複製先データベース

更新されたデータベースの名前

データベース複製イベントの場合は、複製先データベースの名前

説明

イベントの説明

分析文書には、次の種類のイベントに関する情報が保存されます。

表 2. イベントの種類

イベント

内容

必要なデータベース分析オプション

アクティビティー

ユーザーまたはサーバーによる読み込みと書き込みの回数。データベース使用状況をモニターしている場合に Statlog タスクで生成されます。

使用状況:読み込み

使用状況:書き込み

使用状況

ユーザーが行った読み込みと書き込みの回数。データベースと Notes Log に記録されます。

ログファイル:イベント記録ビュー

ログファイル:動作記録ビュー

メールルーター

データベースに配信された文書の数

使用状況:書き込み

データ記録

文書の作成、編集、削除

変更:文書のデータ

設計記録

データベースの ACL と設計の変更

変更:文書の設計

レプリケータ

複製履歴

複製履歴

複製

複製の追加、更新、削除の回数。ログファイルに報告されます

ログファイル:イベント記録ビュー