DB2 のインストールと構成
Linux 上の BigFix 11 サーバーのインストールでは、IBM DB2 が前提条件となっています。これをインストールしてから、BigFix サーバーをインストールする必要があります。
特定の BigFix 製品の以前のバージョンには DB2 の使用権とインストーラーが含まれていたが、BigFix 11 には含まれなくなりました。このため、Linux に BigFix 11 サーバーをインストールするとき、DB2 ライセンスをまだ所有していない場合は、IBM でライセンスを調達する必要があります。
BigFix でサポートされている DB2 のバージョンについては、データベースの要件 を参照してください。
DB2 は、BigFix サーバーのインストール先となるローカル・ワークステーションにインストールするか、またはリモート・ワークステーションにインストールできます。
Red Hat Enterprise Linux Server 64 ビットに DB2 サーバーをインストールする方法と、そのインストール済み環境を検証する方法について詳しくは、「DB2 サーバーと IBM データ・サーバー・クライアント」を参照してください。BigFix サーバーのインストール前に、以下に示す手順で DB2 がインストールされて稼働していることを確認してください。
- DB2 をローカルにインストールする場合:
- DB2 インスタンスが稼働していて、DB2 管理サーバーが起動していることを確認します。DB2 がデフォルトのユーザー名を使用するように設定されている場合は、以下のコマンドを実行します。
su - db2inst1 db2start exit - また、以下のコマンドを使用して、
db2syscプロセスがアクティブであることを確認することで、DB2 インスタンスが稼働しているか検証することもできます。ps -ef | grep db2sysc
- DB2 インスタンスが稼働していて、DB2 管理サーバーが起動していることを確認します。DB2 がデフォルトのユーザー名を使用するように設定されている場合は、以下のコマンドを実行します。
- DB2 をリモートにインストールする場合:
- BigFix サーバーのインストールを実行するワークステーションに DB2 クライアントをインストールします。インストールが必要な実際の製品は IBM Data Server Client 11.5 であり、その製品 ID は「db2client」です。リモート DB2 データベースのポートは、インストールを実行するワークステーションからアクセスできるポートでなければなりません。追加の DB2 構成 (リモート・データベースのカタログなど) は必要ありません。注:BigFix にリモート・データベースを使用する際は、インストール手順で以下の情報を指定してください。
- リモート DB2 ノード
- DB2 のポート番号
- リモート DB2 クライアントおよびリモート DB2 サーバーのローカル DB2 インスタンス所有者のユーザー名。
重要: BES ルート・サーバーのインストールに使用する DB2 インスタンス名にDB2 クライアントをインストールするには、インストール・ウィザードを実行するか、応答ファイルを使用してサイレント・インストールを実行します。詳しくは、「IBM データ・サーバー・クライアントのインストール方法」を参照してください。空白、タブ (
\t)、リターン (\n)、; & | " ' < >などの特殊文字を使用することはできません。DB2 パスワード・ルールについては、データベースの要件 を参照してください。
- リモートの DB2 で DB2 インスタンスが稼働していて、DB2 管理サーバーが起動していることを確認します。DB2 がデフォルトのユーザー名を使用するように設定されている場合は、以下のコマンドを実行します。
su - db2inst1 db2start exit
- BigFix サーバーのインストールを実行するワークステーションに DB2 クライアントをインストールします。インストールが必要な実際の製品は IBM Data Server Client 11.5 であり、その製品 ID は「db2client」です。リモート DB2 データベースのポートは、インストールを実行するワークステーションからアクセスできるポートでなければなりません。追加の DB2 構成 (リモート・データベースのカタログなど) は必要ありません。
データベース要件について詳しくは、「DB2 データベース製品のインストール要件」および「データベースの要件」を参照してください。