AIX へのクライアントのインストール

クライアントを AIX にインストールする方法。

BigFix エージェントとリレーを AIX にインストールして実行するには、パッチ 1 から開始して、システムが次のすべての条件に一致する必要があります。
  • LLVM ランタイム・ライブラリ (libc++.rte ファイルセット) と XL C++ ランタイム・ライブラリ (xlC.rte ファイルセット) のバージョン 16.1.0.10 以上がインストールされていること
  • libc++.rte ファイルセットのバージョン 17.1.0.0 以降がインストールされている場合は、少なくともバージョン 17.1.1.4 の IBM Open XL C/C++ ランタイム・ライブラリ (libc++.rte、libc++abi.rte、libunwind.rte ファイルセット) がインストールされていること

16.x ファイルセットは、IBM XL C/C++ Runtime for AIX 16.1 の最新の修正版にあり、17.x ファイルセットは (利用可能な最新の xlC ランタイムとともに) IBM Open XL C/C++ Runtime for AIX 17.1.1 の最新の修正版にあります。

次の手順を実行します。

  1. 対応する BigFix クライアント・パッケージ・ファイルを、IBM AIX コンピューターにダウンロードします。
  2. BESAgent を IBM AIX コンピューターにコピーします。
  3. 以下のコマンドを実行します。
    installp -agqYXd ./BESAgent-11.0.xxx.x.ppc_aixxx.pkg BESClient
    重要: IBM AIX 7.2 with Technology Level 4 以降、AIX オペレーティング・システムのソフトウェア・パッケージはデジタル署名されています。インストール・プロセスでは、ソフトウェア・パッケージのデジタル署名が検証され、デジタル署名ポリシーに基づいてアクションが実行されます。BigFix クライアントを正常にインストール/アップグレードするには、デジタル署名ポリシーを「なし」に設定する必要があります。
  4. アクション・サイト・マストヘッドをクライアント・コンピューターにコピーします (マストヘッドには、構成、ライセンス、およびセキュリティーの情報が含まれています)。アクション・サイト・マストヘッド (actionsite.afxm) は、BES インストール・フォルダー (デフォルトの場所は、Windows の場合は C:\Program Files (x86)\BigFix Enterprise\BES Installers\Client の下、Linux の場合は /var/opt/BESInstallers/Client/ の下) にあります。マストヘッドの名前が actionsite.afxm でない場合は、actionsite.afxm に名前を変更し、それをコンピューターの次の場所に置いてください。/etc/opt/BESClient/actionsite.afxm
    注: ディレクトリー /etc/opt/BESClient/ は、インストーラーで自動的に作成されません。存在していない場合は、手動で作成してください。
    BigFix サーバーのマストヘッド・ファイルは、http://servername:port/masthead/masthead.afxm からダウンロードできます。(例: http://bes.BigFix.com:52311/masthead/masthead.afxm)。
  5. 以下のコマンドを実行して、BigFix クライアントを開始します。
    /etc/rc.d/rc2.d/SBESClientd start
注:

仮想入出力サーバー (VIOS) にクライアントをインストールできます。前提条件として oem_setup_env コマンドを実行します。このコマンドにより、ユーザーは OEM ソフトウェアのインストールおよびセットアップ環境に入ります。