サンプル計画: IBM® WebSphere® Application Server クラスター - OS パッチ適用

このサンプル計画は、Microsoft Windows クラスター内の WebSphere® Application Server 8.0、8.5、または 8.5.5 ノードのオペレーティング・システムのパッチ適用を自動化します。この計画は、クラスター内の 3 つの WebSphere® Application Serverノードに対するオペレーティング・システムのパッチ適用を自動化するよう設計されています。自動化は、各ノードに 1 つずつ、3 つのフェーズで実行されます。最初のステップでは、計画内のその他すべてのステップのパラメーターを設定します。ステップ 2 から 5 では、最初のノードにパッチが適用されます。次に、これらのステップは、 2 番目のノードではステップ 6 から 9 に、3 番目のノードではステップ 10 から 13 に複製されます。自動化の各フェーズにおいて、プレースホルダー・ステップを FixletTask、または Baseline に置換して、 オペレーティング・システムにパッチを適用します。すべてのサンプル計画は読み取り専用です。サンプル計画を使用するには、計画をコピーし、名前を付け直してから要件に従って Fixlet、タスク、またはベースラインを使用してプレースホルダー Fixlet を更新する必要があります。

このタスクについて

このサンプル計画は、3 つのノード Microsoft® Windows® クラスターの WebSphere® Application Server のパッチ適用を自動化する方法を示しています。パッチ処理は、各ノードに 1 つずつ、3 つのフェーズで構成されています。コピーした計画はノード数を変更することができます。たとえば、2 つのノードについて Microsoft® Windows® のパッチ適用を自動化する計画が必要な場合は、 ステップ 10 から 13 を削除することにより、3 番目のノードのステップを削除できます。

パッチ処理の各フェーズでは、以下のアクションを実行します。
  • 停止WebSphere® Application Server
  • パッチ Fixlet、タスク、またはベースラインを実行して Microsoft® Windows® オペレーティング・システムにパッチを適用します。要件に従ってプレースホルダーを置換する必要があります。
  • エンドポイントの再起動
  • 再開WebSphere® Application Server

サンプル Automation Plan を使用するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. サーバー自動化ドメインを開きます。
  2. ドメイン・パネルのナビゲーション・ツリーで「自動化プラン」をクリックします。
  3. Automation Plans ダッシュボードで、計画 ID に「559」と入力してサンプル計画を検索し、Enter キーを押します。
  4. Automation Plans のリストからサンプル計画を選択します。「コピー」をクリックして Automation Plan をコピーし、名前を入力して作成したコピーを保存します。
  5. 「アクションの実行」をクリックしてコピーした Automation Plan を実行します。
  6. ステップ 1 では、計画内のすべてのステップを対象にして、「パラメーター」 タブに以下の詳細を入力します。
    • 「デプロイメント・マネージャーのユーザー名」フィールドに、WebSphere® Application Server デプロイメント・マネージャーのユーザー名を入力します。
    • 「デプロイメント・マネージャーのパスワード」フィールドに、WebSphere® Application Server デプロイメント・マネージャーのユーザーのパスワードを入力します。
    • 「デプロイメント・マネージャーのパスワード再入力」フィールドに、WebSphere® Application Server デプロイメント・マネージャーのパスワードを入力します。
    • 「デプロイメント・マネージャーのホスト名」フィールドに、WebSphere® Application Server デプロイメント・マネージャーのホスト名を入力します。
    • 「デプロイメント・マネージャーのプロファイル名」フィールドに、WebSphere® Application Server デプロイメント・マネージャーのプロファイル名を入力します。
    • 「WebSphere ターゲット・クラスター名」フィールドに、WebSphere® Application Server ターゲット・クラスター名を入力します。
    • 「高可用性の維持」メニューから、再起動前に別のノードを使用可能にするかどうかに応じて、オプションを選択します。

    このステップでは、計画内のその他すべてのステップに必要なパラメーターを提供するため、パラメーターを一度入力するだけで済みます。

  7. ステップ 2 から 5 では、クラスター内の最初のノードを対象とします。必要に応じて「ステップと同じ対象を使用」オプションを使用することができます。ステップ 3 では、プレースホルダー Fixlet を、Fixlet のパッチ適用に使用する TaskBaseline または WebSphere® Application Server に置き換える必要があります。
  8. ステップ 6 から 9 では、2 番目のノードを対象とします。必要に応じて「ステップと同じ対象を使用」オプションを使用することができます。ステップ 7 でも、プレースホルダー Fixlet を、Fixlet のパッチ適用に使用する TaskBaseline または WebSphere® Application Server に置き換える必要があります。
  9. ステップ 10 から 13 では、クラスター内の 3 番目のノードを対象とします。必要に応じて「ステップと同じ対象を使用」オプションを使用することができます。ステップ 11 でも、プレースホルダー Fixlet を、Fixlet のパッチ適用に使用する TaskBaseline または WebSphere® Application Server に置き換える必要があります。