サーバーの環境変数設定

BigFix Inventory には、BigFix Inventory サーバーの動作を調整するために使用できる環境変数はほとんどありません。

環境変数の設定

環境変数が予想される値となるようにするには、BigFix Inventory サーバーの起動時にロードされる、server.env WebSphere を使用して環境変数を設定することを推奨します。以下の手順に従ってください。

  1. BigFix Inventory サーバーがインストールされているコンピューターで、以下のディレクトリーのいずれかに移動し、server.env ファイルを作成または変更します。
    • Linux install_dir/wlp/usr/servers/server1/server.env
    • Windows install_dir\wlp\usr\servers\server1\server.env
  2. 以下の表にある、必要な設定を追加します。
    LOG_MEMORY=true
  3. BigFix Inventory サーバーを再起動します。

環境変数設定

名前とパラメーター タイプ デフォルト 最小 最大
説明
  • 名前: データのインポート中、tema.log に、すべてのログ・メッセージとともにメモリー消費情報を記録します。
  • パラメーター: LOG_MEMORY
ブール値 FALSE

それぞれのログに、現在使用されているメモリーについての情報を追加します。

2024-03-05 14:09:10 (+0:00:00.000) INFO: Memory Used,663MB,Memory Diff,1588kB,Memory Committed,1024MB,
2024-03-05 14:09:10 (+0:00:00.000) INFO: BFI version: 10.0.16.0-20240305-0112

実稼働環境での使用は避けてください。デバッグ推奨

10.0.14
  • 名前: BigFix Platform サーバーへのスキャナー・カタログ配信 Fixlet で使用される、カスタム URL プレフィックス
  • パラメーター: BIGFIX_SERVER_URL_FOR_DATASOURCE_ID_<datasource_id>
URL 該当なし
例: BIGFIX_SERVER_URL_FOR_DATASOURCE_ID_3=http://correctbigfix.acme.org:52311

特定のネットワーク構成では、BigFix Platform サーバーの DNS 名は、BigFix Inventory サーバーからのアクセスがあったとき、および BigFix Platform 自体によって異なるかもしれません。BigFix Inventory サーバー 10.0.14 のものと同じように、スキャナー・カタログは BigFix Platform サーバ上でホストされ、「スキャナー配信」Fixletに含まれている使用済み URL を修正が必要になる場合があります。この設定により、プロトコル、サーバーの DNS 名、ならびにポートの調整が可能になります。この値は、作成された Fixlet にそのままの状態で含まれます。設定は「データ・ソース」ごとに行われます。

datasource_id の適切な値は、「データ・ソースの > 管理」パネルで得ることができます。
10.0.16
  • 名前: BigFix Platform サーバーからのファイル・フェッチに HTTPS を強制する
  • パラメーター: HTTPS_BIGFIX_SERVER_URL_FOR_DATASOURCE_ID_<datasource_id>
ブール値 FALSE
例: HTTPS_BIGFIX_SERVER_URL_FOR_DATASOURCE_ID_3=true

暗号化されたファイルとは異なり、このパラメーターでは、BigFix Platform サーバーから BigFix Inventory サーバーにファイルを転送するときには、BigFix によって HTTPS プロトコルの使用を強制することができます。

datasource_id の適切な値は、「データ・ソースの > 管理」パネルで得ることができます。