Microsoft® Windows® 2003 および 2008 クラスターでのオペレーティング・システムのパッチ適用の自動化
Windows 2003 および 2008 クラスターにパッチを適用する方法については、このトピックを参照してください。
始める前に
110 Install Windows Cluster Control Application Fixlet を実行します。このタスクについて
以下の手順は、以下のシステム用に構成されているクォーラムを使用してセットアップされたクラスターで使用することを想定しています。
- DiskWitness のみ (2012 システム)
- NoMajority (ディスクのみ) (2008 システム)
- 標準クォーラム (2003 システム)
注: クラスターが Windows® 2008 リリース 2 以降のオペレーティング・システムを使用している場合は、代替手順を使用して、パッチ・ワークフローを自動化できます。詳しくは、『Windows 2008 リリース 2 以降のオペレーティング・システムのクラスターのパッチ適用の自動化』を参照してください。
Server Automation Fixlets を使用して Windows® クラスターのパッチを行うには、以下の手順を実行します。
手順
- パッチを適用するクラスター内のノードを一時停止します。Fixlet
112 Pause Node in the Cluster (Windows 2003)を実行して Windows® 2003 のノードを一時停止し、Fixlet116 Pause Node in the Cluster (Windows 2008-2012)を実行して Windows® 2008 および 2012 のノードを一時停止します。Fixlet を実行してノードを一時停止する際には、一時停止する各ノードを対象にします。 - ノード上の任意のグループを別のノードに移動します。Fixlet
111 Move Groups from Node in the Cluster (Windows 2003)を使用して Windows® 2003 のグループを移動し、Fixlet114 Move Groups from Node in the Cluster (Windows 2008-2012)を使用して Windows® 2008 および 2012 のグループを移動します。 - 必要に応じて、ノードにパッチを適用またはノードを更新します。ノードのパッチ適用にベースラインを使用する場合は、ノードが
Pending Restartの状態を報告するaction requires restartといったアクション・スクリプトがベースラインに含まれるかどうかを確認します。ノードがPending Restart状態を返した場合、システムはこの状態をwait状態とみなし、ステップを完了しません。これを修正するには、ベースラインの一部として再始動 Fixlet を含める必要があります。 - ノードを再開します。Windows® 2003 で再開するには、Fixlets
113 Resume Node in the Cluster (Windows 2003)を使用します。Windows® 2008 または Windows® 2012 で再開するには、Fixlets115 Resume Node in the Cluster (Windows 2008-2012)を使用します。 - このプロセスをクラスターの残りのノードでも繰り返します。