サーバー自動化により、強力な自動化がもたらされます。これを使用することで、複数のエンドポイント間で、手順内の自動化アクションの順序を指定することができます。
Server Automation には、プロセスとソフトウェア・デプロイメントの自動化に使用できるコンテンツがあります。
Server Automation を使用すると、いくつかの拡張パッチ・シナリオを実行できます。たとえば、仮想マシン・テンプレートのパッチ適用を自動化できます。
BigFix Lifecycle Server Automation はプロビジョニング・ワークフローを自動化する機能を提供します。サーバーやコンピューターなど、さまざまな endpoints にわたって Fixlets、Tasks、Baselines のシーケンスを自動化できます。Server Automation は、BigFix の俊敏性と拡張性を活用して、ネットワークへの影響を最小限に抑え、無駄のない効率的な方法で強力な機能を提供します。
BigFix Lifecycle Server Automation は、複数の endpoints にまたがる Fixlets のデプロイメントといった actions の順序付けを行うテクノロジーを提供します。シーケンスの自動化を行うには、Automation Planを作成します。Automation Planには、エンドツーエンド自動化シーケンスのすべてのアクションが含まれます。
仮想化は、複数のオペレーティング・システムを同じホスト・コンピューター上で同時に実行できるようにするソフトウェア・テクノロジーです。仮想化には、テスト、トレーニング、デモンストレーションのために新しいシステムを迅速に作成するなどの用途もあります。仮想化されたコンピューターを使用すると、サーバー・インフラストラクチャーのハードウェア、取り扱い、管理のコストを節約できます。
このセクションでは、BigFix アーキテクチャーの Server Automation との関連について説明しています。また、Server Automation が BigFix のパフォーマンスに及ぼす影響ついても説明しています。
Server Automation には、すぐに実行できる多数のサンプル Automation Plans が付属しています。これらの Automation Plans をすぐに実行するには、それらに含まれている Fixlets が使用可能であることを確認してください 。通常は、これらのサンプルに含まれている Fixlets の一部を、実行したい特定の Fixlets サンプルと置き換えます。以下の各セクションの情報を使用して、各サンプル計画の詳細を確認してください。
Server Automation を使用して、WebSphere® Application Server v8.0、v8.5、v8.5.5 のスタンドアロン・ノードを実行している Windows® クラスターのパッチ適用を自動化できます。
VMware 仮想マシン・テンプレートにパッチを適用するには 、Server Automation サンプル・プランのコピーを実行します。サンプル・プラン ID 161 を使用して Microsoft® Windows® 上の VMware 仮想マシン・テンプレートにパッチを適用し、サンプル・プラン ID 165 を使用して Linux® 上でパッチを適用します。このプランでは、パッチを適用するテンプレートから新しい仮想マシンを作成し、その仮想マシンにパッチを適用し、BigFix クライアント ID データを削除してから、仮想マシンをテンプレートに再び変換することによって、仮想マシン・テンプレートへのパッチ適用プロセスを自動化します。新規テンプレートは、元のテンプレートのミラーですが、新しい名前を持ち、パッチ・コンテンツで更新され、BigFix クライアント ID データが含まれていないため、汎用的なテンプレートになります。
Server Automation を使用して、Microsoft Windows® クラスターのパッチを自動化できます。Server Automation には Microsoft Windows クラスターのパッチができる事前構成済みの Fixlets が含まれています。
BigFix Lifecycle Server Automation ミドルウェア Tasks を使用して、ミドルウェア・アプリケーションのデプロイメントを自動化できます。これらの Tasks は steps として Automation Plans に含めることが可能です。
BigFix Lifecycle Server Automationには、BigFix 内からのオペレーティング・システムのデプロイを可能とする多数の Fixlets が用意されています。これらの Fixlets は、実際のプロビジョニングを実行する BigFix Bare Metal Server サーバーに接続されます。これらの Fixlets を Automation Plans に含めることができます。
BigFix Lifecycle Server Automation Chef-Solo Tasks を使用して、Chef-Solo のインストールを自動化し、Chef-Solo のクックブックとレシピをダウンロードして実行できます。Chef-Solo のインストールと Chef-Solo のクックブックは、Opscode Community Web サイトからダウンロードされます。
BigFixリモート・コネクター・モジュールは、既存の RXA モジュールに置き換わります。リモート・コネクターがマシンにインストールされている場合、そのマシンは、BigFix がターゲット・マシンにインストールされていなくても、リモート・ターゲット・マシンへのコマンドの実行やファイルの転送などの BigFix agent 機能を実行する仲介役として動作できます。たとえば、Linux の埋め込みターゲットです。Server Automation コンテンツを使用すると、BigFix エージェントがインストールされているシステムにリモート・コネクターをインストールできます。