コントローラーでの FIPS 準拠の有効化

Remote Control コントローラーは Java アプリケーションであり、FIPS 準拠を有効にする場合は FIPS 認証の暗号プロバイダーが必要です。FIPS 準拠モードでは、Remote Control コントローラーは、WINDOWS、Linux、MacOS 上の IBM Semeru Runtime Open Edition JRE で BC-FJA (Bouncy Castle FIPS Java API) をサポートします。

このタスクについて

Remote Control バージョン 10.0 0 Update 6 (ビルド番号 0612 以上) 以降、コントローラーのインストール・パッケージには、BC-FJA (Bouncy Castle FIPS Java API) FIPS 認定の暗号プロバイダーと IBM® Semeru Runtime Open Edition JRE が含まれています。コントローラーがオンデマンド・モードで管理されるサーバーから起動されると、FIPS 準拠は .trcjws 開始ファイルの設定によって制御されます。
注: ピアツーピア・セッションを確立するためにコントローラーをローカル環境で実行している場合にのみ必要です。
ピアツーピア・モードで動作しているときにコントローラーで FIPS 準拠を設定するには、以下のようにローカル構成を更新します。
コントローラーがインストールされているシステムで、trc_controller.cfg ファイルを編集します。
Windows® システム
[controller install dir]\trc_controller.cfg

ここで [controller install dir] は、コントローラーのインストール時に選択したインストール・ディレクトリーです。

Linux® / UNIX® システム
/opt/bigfix/trc/controller/trc_controller.cfg

fips.compliance プロパティーを True に設定し、ファイルを保存します。

タスクの結果

リモート・コントロール・セッション中に以下の手順を実行することで、コントローラーが FIPS に対応するように構成されているかどうか確認します。

  • コントローラーのウィンドウで「コントローラー・ツール」 > 「セッション情報の表示」をクリックします。