スキャン・スケジュール

ご使用の環境内のスキャン・グループでスキャンを正確にスケジュールすることが、BigFix Inventory のパフォーマンスにとって重要です。構成が十分に均衡されていない場合は、インポート時間が長くなる可能性があります。

35,000 エンドポイントより大きい環境では、エンドポイントを別個のスキャン・グループに分割します。その後、システム管理者は、ご使用の環境内のすべてのスキャン・グループに対して別々のスキャン・スケジュールを設定することができます。

60,000 エンドポイントがある場合は、6 つのスキャン・グループ (各グループに 10,000 エンドポイントが含まれている) を作成できます。最初のスキャン・グループのスキャン・スケジュールは月曜日、2 番目は火曜日といった順に設定されます。この設定を使用すると、各エンドポイントは 1 週間に 1 回スキャンされます。同時に、BigFix サーバーは、毎日ご使用の環境の 1/6 からのみデータを受け取り、毎日のインポートごとに BigFix Inventory サーバーは (60,000 エンドポイントではなく) 10,000 エンドポイントからのデータのみを処理する必要があります。この環境構成により、BigFix Inventory のインポート時間が短縮されます。

以下のイメージは、6 つのスキャン・グループに分割されたインフラストラクチャーのスキャン・スケジュールを示しています。このガイドに記載されている推奨事項を実装すると、このようなスケジュールを実現することができます。これは、ソフトウェア・スキャンとスキャン・データの BigFix Inventory へのインポートの両方が夜間に実行されるようにスケジュールされているのに対して、エンドポイントから BigFix サーバーへのスキャン・データのアップロードは、昼間に行われることを前提としています。

高性能なサーバー・コンピューターがあり、インポート時間を長くすることができる場合は、BigFix コンソール内で多数のエンドポイントを持つスキャン・グループを作成することができます。インポート・ログをモニターして、処理されるデータの量と、処理にかかる時間を分析してください。

スキャン・グループの作成方法の詳細については、BigFix の資料に掲載されている「 コンピューター・グループ」のトピックを参照してください。