Fixlet サイトの有効化 (インターネット・アクセスなし)

BigFix サーバーからインターネットにアクセスできない場合は、Airgap ツールを使用して Fixlet サイトを有効にします。サイトが有効になり、コンテンツがロードされたら、BES Download Cacher を使用してファイルを BigFix サーバーにダウンロードし、キャッシュに入れます。

このタスクについて

以下の手順を実行するには、2 台のコンピューターが必要です。
  • BigFix サーバーがインストールされている Linux コンピューター
  • インターネットにアクセスできる Windows コンピューター

手順

  1. インターネットにアクセスできる Windows コンピューターにログインし、Airgap ツールをダウンロードします。このツールは、BigFix Enterprise Suite Download Center ページで入手できます。
    重要: ダウンロードした Airgap ツールのバージョンが、BigFix サーバーのバージョンに一致していることを確認します。
  2. 要求ファイルを作成し、自分が資格を持つ Fixlet サイトのリストを取得します。
    1. BigFix サーバーがインストールされている Linux コンピューターにログインします。
    2. BigFix サーバーのインストール・ディレクトリー (デフォルトでは、/opt/BESServer/bin) に移動し、以下のコマンドを実行してエアー・ギャップ・ツールを開始します。
      ./Airgap.sh -remotedir /directory
      ここで、directoryairgap.tar ファイルが作成されたディレクトリーです。
    3. airgap.tar ファイルを解凍します。
      tar xvf airgap.tar
    4. 解凍された AirgapRequest.xml ファイルを Windows コンピューターにコピーし、ダウンロードした BESAirgapTool.exe ファイルを含むフォルダーに格納します。
    5. Windows コンピューターで BESAirgapTool.exe ファイルを実行します。このアクションにより、要求ファイルが応答ファイルと交換されます。
    6. AirgapResponse ファイルを Linux コンピューターにコピーし、/opt/BESServer/bin ディレクトリーに格納します。
    7. Linux コンピューターで Airgap ツールを再度実行します。
      ./Airgap.sh -run
  3. BigFix Inventory サイトを有効にします。
    1. BigFix コンソールにログインします。
    2. コンソールの左下隅にある「BigFix 管理」をクリックします。
    3. 左側のナビゲーション・パネルで、「ライセンスの概要」をクリックします。
    4. 右側のペインで、「Inventory」という名前の項目を見つけて、ご使用条件に同意します。
    5. 使用可能なサイトのリストで、 BigFix Inventory v10 サイトを使用可能にします。
      ヒント: 「Inventory」 というサイトが存在しない場合は、「IBM Endpoint Manager for Software Use Analysis v9」というサイトを選択します。
  4. 要求ファイルを作成してサイトにコンテンツをロードするには、ステップ 2 を繰り返します。
  5. モニターするすべてのコンピューターを BigFix Inventory Fixlet サイトにサブスクライブして、このサイトのコンテンツがこれらのコンピューターに適用できるようにします。
    1. BigFix コンソールにログインします。
    2. 左側のナビゲーション・パネルで、「サイト」 > 「外部サイト」 > BigFix Inventory v10をクリックします。
    3. 右側のペインで、「コンピューターのサブスクリプション」タブを開き、モニターするコンピューターを選択します。インフラストラクチャー全体をモニターする場合は、「すべてのコンピューター」を選択します。それ以外の場合は、適切なフィルター条件を指定します。「変更を保存」をクリックします。
      BigFix Inventory.efxm ファイルはサーバー上に作成されます。
  6. BigFix サーバーに Fixlet サイトのコンテンツをキャッシュします。
    1. BigFix サーバーがインストールされているコンピューターで、install_dir/BESServer/wwwrootbes/bfsites ディレクトリーに移動します。インターネットにアクセスできる Windows コンピューターに BigFix Inventory.efxm ファイルをコピーし、C:\BigFix ディレクトリーに格納します。
    2. C:\BigFix ディレクトリーで、downloads という名前のフォルダーを 作成します。
    3. 以下のコマンドを使用して、BES Download Cacher を実行します。
      BESDownloadCacher.exe -m "C:\BigFix\BigFix Inventory.efxm 
      -x C:\BigFix\downloads

      BES Download Cacher は、約 1 GB の必要なファイルをダウンロードします。

    4. オプション: BigFix Inventory Fixlet サイトのみを使用する場合は、デフォルトのキャッシュ・サイズで十分です。ただし、他のサイト (BES サポートなど) から Fixlet を実行する予定の場合は、キャッシュ・サイズを増やして、BigFix サーバーがファイルを削除しないようにしてください。
      1. BigFix コンソールにログインします。
      2. 左側のナビゲーション・パネルで、「コンピューター」をクリックし、BigFix サーバーがインストールされているコンピューターを右クリックします。次に、「コンピューター設定の編集」をクリックします。
      3. _BESGather_Download_CacheLimitMB 設定の値を大きくしてください。この設定がリストにない場合は、設定を追加して値を MB 単位で指定します。
        ヒント: サイズは Fixlet サイトごとに異なりますが、少なくとも数ギガバイトに増やすことが必要になる場合があります。
    5. インターネットにアクセスできるコンピューターから downloadsBigFix フォルダーの内容を、 サーバーがインストールされているコンピューター上の以下のディレクトリーにコピーします。downloads
      install_dir/BESServer/wwwrootbes/bfmirror/downloads/sha1

タスクの結果

BigFix Inventory Fixlet サイトを有効にして、そのサイトのコンテンツをロードしました。

次のタスク

選択したコンピューターに BigFix Inventory インストーラーをダウンロードし、インストールを開始します