BigFix Inventory ユーザー・インターフェースからのスキャン構成の変更

9.2.3 から利用可能。BigFix Inventory ユーザー・インターフェースの「スキャン構成」パネルで、基本スキャン管理を直接操作することができます。デフォルトのスキャン構成を有効にした場合、または BigFix コンソールからスキャンをスケジュールする代わりに、このパネルを使用してください。

始める前に

このパネルを使用して、エンドポイントで実行されるソフトウェア・スキャンの時刻、頻度、およびタイプを構成します。デフォルトのスキャン構成を有効にした場合、すべての前提条件が満たされ、追加のセットアップなくスキャンを管理することができます。それ以外の場合、必要な分析がアクティブになっていること、エンドポイントにスキャナーがインストールされていること、ソフトウェア・スキャン結果のアップロードがスケジュールされていること、およびキャパシティー・スキャンとその結果のアップロードがスケジュールされていることが必要になります。BigFix Inventory ユーザー・インターフェースからスキャンをスケジュールする前に、BigFix コンソールから手動でこれらのアクションを実行しておく必要があります。詳しくは、下記を参照してください。手動によるスキャン構成

上記の前提条件を満たしている場合は、BigFix コンソールで、インフラストラクチャー内のコンピューターをいくつかのグループに分割します。その後、これらのグループに基づいて、BigFix Inventory でソフトウェア・スキャンをスケジュールする対象となるコンピューター・グループを作成します。BigFix Inventory で作成するコンピューター・グループは、「スキャン構成」パネルでスキャンをスケジュールできるようにするために、以下の条件を満たしている必要があります。
  • 「すべてのコンピューター」グループが親でなければなりません。他のコンピューター・グループのサブグループであってはなりません。
  • このグループの定義で、このグループに割り当てるコンピューターを決定する唯一の条件として単一の「データ・ソース・グループ」フィルターを使用する必要があります。データ・ソース・グループは、BigFix コンソールで以前に作成されたコンピューター・グループを表します。コンピューター定義

このタスクについて

An icon representing a user. You must be an Administrator or an Infrastructure Administrator to perform this task.

BigFix Inventory ユーザー・インターフェースでコンピューター・グループのスキャン構成を作成すると、Initiate®「ソフトウェア・スキャンの開始」アクションが作成され、BigFix サーバーに送信されます。「スキャン構成」パネルでスキャン構成を変更するたびに、 関連するアクションが BigFix サーバーで更新されます。スキャン構成を削除すると、デフォルトでは、関連するアクションが BigFix サーバーから削除されます。

「スキャン構成」パネルでスキャンを構成した後、BigFix コンソールでスキャン構成を変更すると、変更に関する情報が BigFix Inventory ユーザー・インターフェースに反映されません。スキャンの重複や、スキャンの予期しない動作を回避するには、両方の場所でスキャンを構成しないようにし、使用したいいずれかの方法を選択してください。

手順

  1. コンピューター・グループを作成して、作成したコンピューター・グループに対してスキャンを有効にします。
  2. スキャン構成を編集するには、「管理」 > 「スキャン構成」とクリックし、スキャンの設定を変更する対象のコンピューター・グループを選択します。
    注: 各行は、特定のコンピューター・グループのソフトウェア・スキャンのスケジュールおよびステータスを表しています。「すべてのコンピューター」Data source name行は、1 台の BigFix サーバーに報告するすべてのコンピューターを表しています。行は自動的に作成されます。このグループのスキャン・スケジュールを編集したり、無効にしたりすることができます。
    「スキャン構成」パネルで構成されたスキャンのリスト
  3. スキャンの頻度と要求された開始日を選択します。
    ネットワーク待ち時間が原因で、スキャンの実際の開始時刻が、要求された開始時刻と数分異なる場合があります。要求された開始日は、BigFix サーバーのタイム・ゾーンに従ってアクションが開始される日時を表します。
  4. 実行するソフトウェア・スキャンのタイプを選択します。
    ソフトウェア・スキャンの各タイプについて詳しくは、次を参照してください。ソフトウェア・スキャンのタイプ

    スキャンを構成している対象のコンピューター・グループが、すべて Mac OS で稼働しているコンピューターで構成されている場合、それらのコンピューターについてはパッケージ・データ・スキャンのみを実行してください。他のタイプのソフトウェア・スキャンは、Mac OS には適用されないためです。グループが Mac OS で稼働するコンピューターとその他のオペレーティング・システムで稼働するコンピューターで構成されている場合は、実行したいすべてのタイプのスキャンを選択します。Mac OS コンピューターでは、パッケージ・データのスキャンのみが実行されます。他のタイプのスキャンは、適用できないため、スキップされます。

    「スキャン構成の編集」ペイン
  5. 変更を保存するには、「保存してスキャンを開始」をクリックします。その後、「OK」をクリックして、BigFix サーバーで実行しているスキャン・アクションを再始動することを確認します。
    重要: 1 つのスキャン構成を変更すると、BigFix Inventory ユーザー・インターフェースで構成されたすべてのスキャンが、BigFix サーバーで再始動されます。

タスクの結果

コンピューター・グループのスキャン構成は、以下のいずれかのステータスになります。
  • アクティブ -「ソフトウェア・スキャンのInitiate®」アクションが BigFix サーバーで開始されました。ソフトウェア・スキャンは、「スキャン構成」パネルで定義されたスケジュールに従って実行されます。
  • 停止 -「ソフトウェア・スキャンのInitiate®」アクションが BigFix サーバーで停止されました。ソフトウェア・スキャンは実行されていません。「スキャン構成」パネルでスキャンを再度有効にするか、BigFix コンソールでスキャンを構成することができます。
  • サーバーを使用できません - スキャン・スケジュールを表示したり設定したりすることができません。 BigFix サーバーまたは Web レポート・サーバーが応答していないためです。「トラブルシューティングの手順」に従って、問題を解決してください。
特定のコンピューター・グループに対してソフトウェア・スキャンを無効にしたい場合は、 そのグループのスキャン構成を開いて、「有効」チェック・ボックスをクリアします。