クライアントベース・データベースの ODS バージョンを管理する
クライアントベース・データベースのオンディスク構造 (ODS) バージョンを管理するには、いくつかの方法があります。
注: Notes 12.0.2 以降、Notes クライアントをアップグレードすると、データディレクトリ内のデータベースが最新の ODS 形式に自動的にアップグレードされ、ODS 形式の制御に使用されるクライアントの notes.ini 設定が置き換えられます。推奨されませんが、アップグレードされたクライアントを開始する前にクライアントの notes.ini 設定 NSF_AlwaysUpdateODS=0 を使用して、自動 ODS アップグレードを無効にできます。次の表に示す設定は、NSF_AlwaysUpdateODS=0 設定を使用する場合にのみ適用されます。
始める前に
このタスクについて
手順
次の表を参照してください。
目標 | ステップ | 詳細情報 |
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Notes クライアント・リリースのデフォルトの ODS バージョンを使用します。 | クライアントで notes.ini の設定 NSF_UpdateODS=1 を使用します。 | この設定を使用すると、起動後、Notes クライアントは Notes リリースのデフォルト ODS バージョンより前のデータベースをチェックし、コピー圧縮方式を実行してデータベースをデフォルト・バージョンにアップグレードします。 これは、[メール] タブの [クライアント設定] セクションにある [デスクトップ設定] ポリシーで、次の設定を有効にするのと同じです。すべてのローカル NSF の最新の ODS バージョンへのアップグレードを有効にする。 |
特定の Notes/Domino リリースで導入された ODS バージョンを使用します。 |
notes.ini 設定 Create_R<v>_Databases=1 を使用します。<v> は、目的の ODS バージョンが導入された Notes/Domino バージョンです。 |
例えば、新しいデータベースまたはコピー圧縮方式が実行されたデータベースで ODS 55 を使用するには、次のように指定します。 Create_R12_Databases=1 |
データベース ODS を 1 つ前のバージョンに戻します。 | コマンド・プロンプトから、Notes プログラム・ディレクトリにある以下のコマンドを実行します。
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例えば、ODS 55 の sales.nsf で次のコマンドを実行すると、ODS 53 に戻ります。
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