Domino のオンディスク構造 (ODS)
オンディスク構造 (ODS) は、データベースのファイル形式を参照します。HCL Domino® および Notes の各リリースには、データベースのデフォルトの ODS バージョンがあります。新しいリリースでは、以前の ODS バージョンでは使用できなかったデータベースの拡張機能を提供する新しい ODS バージョンが提供される場合があります。
次の表は、最近の Domino および Notes リリースごとに、ODS のデフォルトバージョン、提供される新しい ODS バージョン、および新しいバージョンを有効にするnotes.ini 設定の一覧です。
Notes / Dominoリリース | デフォルト ODS | 新しい ODS | 新しい ODS を有効にする notes.ini |
---|---|---|---|
9 | 43 | 52 | Create_R9_Databases=1 |
10 | 52 | 53 | Create_R10_Databases=1 |
11 | 52 | None | N/A |
12 | 52 | 55 | Create_R12_Databases=1 |
注: Notes 12.0.2 以降、Notes クライアントをアップグレードすると、データディレクトリ内のデータベースが最新の ODS 形式にアップグレードされ、ODS 形式の制御に使用されるクライアントの notes.ini 設定が置き換えられます。推奨されませんが、アップグレードされたクライアントを開始する前に、クライアントの notes.ini 設定 NSF_AlwaysUpgradeODS=0 を使用して自動 ODS アップグレードを無効にできます。
Create_Rx_Databases=1 設定を使用しない場合 、新しいデータベースはリリースのデフォルトの ODS バージョンを使用します。たとえば、Domino 12 で作成された新しいデータベースでは、ODS 52 が使用されます。リリースのデフォルトの ODS バージョンを使用しない既存のデータベースは、コピー圧縮方式を使用して最適化された場合、そのバージョンにアップグレードされます。
Create_R x _Databases=1 設定を使用すると、新しいデータベースは、設定で指定されたリリースの ODS バージョンで作成されます。例えば、 Create_R12_Databases=1 を使用すると、新規データベースでは ODS 55 が使用されます。既存のデータベースは、コピー圧縮方式を使用して最適化された場合、その ODS にアップグレードされます。
データベースの ODS バージョンは、[データベースのプロパティ] ボックスの i タブに表示される。
データベースの ODS バージョンは、Domino 管理者クライアントの [ファイル] タブの [ファイル形式] 列にも表示されます。