Web サーバーでネットワークタイムアウトの発生までの時間を指定する
アクティブでないセッションが開いたままになっていると、ほかのユーザーがサーバーにアクセスできなくなる場合があります。Domino® Web サーバーとクライアントまたは CGI プログラムの間でのやりとりに時間制限を設けて、両者間のネットワークアクティビティがない場合に接続が開いたままになるのを防ぎます。
手順
- 編集するサーバー文書を開き、[サーバーの編集] をクリックします。
- をクリックします。[タイムアウト] セクションで、次のフィールドに必要な情報を設定します。
表 1. タイムアウト フィールド
アクション
HTTP 持続的接続
Web サーバー上で永続的な HTTP 接続を有効にするかどうかを指定します。これらの接続は、以下の条件ではアクティブ状態のまま保持されます。
- HTTP プロトコルが 1.1 の場合。
- サーバーアプリケーションが返した HTTP 応答コードが 400 より低い場合(サーバーアプリケーションが返す HTTP 応答コードが 400 以上の場合、接続はサーバーにより切断されます)。
- HTTP 要求がプロキシサーバーを経由せずに送信された場合。
- クライアントが接続切断ヘッダーを送信しなかった場合。
- サーバーがサポートできる接続数が少ないか、要求を処理するスレッドのためにキューに入れられている接続の数が大きすぎる場合。
接続がアクティブのまま保持される場合、以下の設定が適用されます。
- 1 回の接続当たりの要求数が、指定された最大要求数を超えると、接続は切断されます。
- 指定された接続タイムアウト時間が切れると、接続は切断されます。
- 指定された入力タイムアウト時間内にサーバーがデータを受信しないと、接続は切断されます。
- 指定された要求タイムアウト時間内にサーバーが完全な要求を受信しないと、接続は切断されます。
注: 永続的な接続は、ネットワークアクティビティによる制限がある接続に比べてサーバーのオーバーヘッドが大きくなります。継続接続に対する最大要求数
1 つの永続的な接続で処理できる HTTP 要求の最大数を指定します。デフォルトは 5 です。
接続のタイムアウト
永続的な接続をアクティブな状態にしておく時間長を指定します。デフォルトは 180 秒です。
要求のタイムアウト
サーバーが 1 つの要求全体を受信できるまで待機する時間長を指定します。デフォルトは 60 秒です。サーバーは、指定された時間内に 1 つの要求全体を受信しないと、接続を終了します。
入力のタイムアウト
クライアントがサーバーに接続してから要求を送信するまでの制限時間 (秒) を入力します。デフォルトは 15 秒です。指定された時間内に要求が送信されないと、サーバーは接続を終了します。要求の一部だけが送信された場合は、残りのデータの到着に備えて、指定された制限時間に入力タイマーがリセットされます。
出力タイムアウト
サーバーがクライアントに出力を送信するまでの制限時間 (秒) を入力します。デフォルトは 180 秒です。
CGI タイムアウト
サーバーが起動した CGI プログラムが終了するまでの制限時間 (秒)。デフォルトは 180 秒です。