Web サーバーのメモリキャッシュを管理する

データベースに関する情報のマッピングや、ユーザーの認証には時間がかかる場合があります。Domino® では、応答時間を短縮するため、メモリキャッシュ (コマンドキャッシュ) を使用してこの情報を保存します。それらの情報は、メモリキャッシュに保存すると、素早くアクセスできます。

このタスクについて

メモリキャッシュの設定が有効かどうかを確認するには、Domino.Cache 統計を調べます。これは Domino® システムの監視ツールの 1 つです。

手順

  1. 編集するサーバー文書を開き、[サーバーの編集] をクリックします。
  2. 次のステップで説明するフィールドが表示されるようにするには、[インターネットプロトコル] > [HTTP] タブを選択し、[次の主アクティビティに基づいて、HTTP パフォーマンスの最適化を行う] フィールドが [詳細 (カスタム)] になっていることを確認してください。
  3. [インターネットプロトコル] > [Domino Web Engine] を選択します。[メモリキャッシュ] で、次のフィールドに必要な情報を設定します。
    1. [メモリキャッシュ] のフィールド

    フィールド

    アクション

    最大キャッシュデザイン

    ユーザーのためにキャッシュするデータベース設計要素の数を入力します。デフォルトは 128 です。

    ユーザーがデータベースを開くと、それぞれの設計要素名は Domino® により ID 番号にマッピングされます。このマッピング処理には時間がかかります。このフィールドでは、ユーザーが次にその要素にアクセスするときにすぐ利用できるように、メモリに保存する要素数を指定します。

    最大キャッシュユーザー

    キャッシュするユーザーの数を入力します。デフォルト値は 64 です。

    ユーザーがサーバーで正しく認証されると、Domino® ではユーザー名、パスワード、ユーザーが属するグループのリストがメモリに保存されます。このフィールドを使用して、Domino® がこの情報を保存するユーザー数を増やすことができます。

    キャッシュ期限間隔

    ユーザー名、パスワード、所属するグループの一覧を Domino® がキャッシュから定期的に削除する間隔 (秒) を入力します。デフォルトは 120 です。

    次回サーバーにアクセスしたときに Domino® がディレクトリで資格情報の検索を強制的に行うように、ユーザー名、パスワード、所属するグループの一覧を定期的にキャッシュから削除してください。