Docker でシステム環境変数を使用したワンタッチ Domino セットアップの呼び出し
Domino on Docker を実行する場合、システム環境変数を使用して Domino のワンタッチ・セットアップを呼び出すために、この手順を実行します。
始める前に
- システム環境変数による入力パラメーターの準備。env.txt などのファイルに変数を入れます。ファイルの各行は、次の形式にする必要があります。名前= value (引用符なし)。たとえば、そのファイルの行は次のようになります。
SERVERSETUP_SERVER_TITLE=Renovations Mail Server
- Domino コンテナーイメージのロード
手順
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Domino データディレクトリーを保存するボリュームを作成します。たとえば、 という名前のボリュームを作成するには、 notesdata 次の Docker コマンドを実行します。
docker volume create notesdata
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次の Docker コマンドを実行してコンテナーを作成し、サーバーをセットアップして実行するワンタッチ Domino セットアップを呼び出します。
docker run -it -v <Docker volume name>:<data directory> --name <container name> --env-file <env file name> -p <HostPort:ContainerPort> domino-docker:<image> --autoconf
例:docker run -it -v notesdata:/local/notesdata --name adminserver --env-file env.txt -p 8585:8585 -p 1352:1352 -p 443:443 domino-docker:V1200 --autoconf
タスクの結果
新しい Domino サーバーは、新しい Docker コンテナーで稼働している必要があります。
何らかの理由で 1 ステップ・セットアップが失敗した場合は、 autoconfigure.log コンテナー内に作成されたファイルを確認します。この場合、コンテナーは実行されないので、次のいずれかの方法でログ ファイルにアクセスします。
- 一時コンテナーを作成します。
- Dockerコマンドを実行して、手順で指定したのと同じボリュームを使用するbashシェルを起動するコンテナーを作成します。例:
docker run -it -v notesdata:/local/notesdata --name debug --entrypoint /bin/bash -p 8585:8585 -p 1352:1352 -p 443:443 domino-docker:V1200
- 障害の詳細については、IBM_TECHNICAL_SUPPORT/autoconfigure.log を確認してください。
- Dockerコマンドを実行して、手順で指定したのと同じボリュームを使用するbashシェルを起動するコンテナーを作成します。例:
- 次の Docker コマンドを発行して、Docker ボリュームからホスト上の別のパスに autoconfigure.log をコピーします。
docker cp <container>:/file/path/within/container /host/path/target
以下に例を示します。docker cp adminserver:/local/notesdata/IBM_TECHNICAL_SUPPORT/autoconfigure.log C:\tmp