Domino-Portal Integration ウィザードを実行する
Domino ベースのインフラストラクチャと連携するように IBM® WebSphere® Portal サーバーを設定するには、Domino-Portal Integration (DPI) ウィザードを使用します。
始める前に
DPI ウィザードを使用するには、次のように、Domino® サーバーと WebSphere® Portal サーバーの両方がインストールされ、セットアップされている必要があります。
- WebSphere® Portal サーバー 6.0 では、セキュリティーが有効になっている、Domino® LDAP が設定されている、クラスタ化されていない、IBM® Access Manager for e-business も Computer Associates eTrust SiteMinder もサポートされていないこと。
- Domino® LDAP サーバーでは、WebSphere® Portal 6.0 用の LDAP サーバーとして設定されている、LDAP と HTTP/HTTPS サービスを有効にして Domino® を実行していること。ウィザードは HTTP 経由で通信しますが、HTTPS ポートも指定すると、ウィザードがコピーする DTPA トークンを安全に伝送できます。
- WebSphere® Portal Server で詳細設定ウィザードを使用してセキュリティーを有効にするのではなく、WebSphere® Portal Server 6.0 で手動でセキュリティーを有効にする場合は、DPI ウィザードを実行する前に、WebSphere® Portal Administration サーバーを再起動する必要があります。WebSphere® Portal Administration サーバーを手動で再起動しなくてもすむようにするには、DPI ウィザードを実行する前に、詳細設定ウィザードでセキュリティーを有効にしてください。
- どのサーバーも、同じインターネットセキュリティファイアウォールの背後にあり、同じインターネットドメインに所属している必要があります。また、サーバーが Domino® サーバーである場合は、同じ Domino® ドメインに所属している必要があります。
- DPI ウィザードを実行するには、Domino® LDAP サーバーの Domino® ディレクトリ (names.nsf) にあるサーバー文書に自分の名前が管理者としてリストされている必要があります。
このタスクについて
Domino® サーバーで DPI ウィザードを使用できます。DPI ウィザードを使用すると、Domino®、Extended Products Portlets、Common Mail、Common Calendar の実行に必要な、Domino® と WebSphere® Portal を設定する手順の多くを省略できます。
DPI ウィザードが失敗した場合は、[ログの表示] ボタンを使用してログファイルの内容を確認してください。設定時に生成されたログファイル dpitasks.log を確認できます。dpitasks.log ファイルは、ウィザードの履歴を含み、Portal サーバーの PortalServerHome/log に保管されます。ウィザードが完了すると、ログファイルは命名規則DPIDebug_yyyymmdd_hhmm.zip に従って zip 形式のファイルに圧縮され、PortalServerHome/config/wizard に配置されます。
DPI ウィザードでは、Domino® ドメインを設定対象に選択すると、そのドメインにあるすべての Domino® サーバーで使用できる Web SSO 環境が新たに構築されます。Domino® を新規にインストールする場合、または既存の Domino® サーバーと HCL Sametime® サーバーの Domino® ディレクトリアプリケーション (names.nsf ファイル) 内に Web SSO 文書がない場合は、追加のアクションを実行する必要はなく、すぐにウィザードを実行できます。
Domino-Portal Integration ウィザードを実行するには、次の手順を実行します。
手順
- ウィザードを開始するには、Portal サーバーのディレクトリ PortalServerHome/config/wizard に移動します。
- 以下のいずれかを実行します。
- UNIX™ の場合、
./dpiwiz.sh
と入力します - Windows™ の場合、
dpiwiz.bat
と入力します
- UNIX™ の場合、