バージョンパス文書を作成して新しい Notes インストールファイルを AUT サーバーにアップロードする
AUT サーバーに Notes の新規バージョンをデプロイするために、バージョンパス文書を作成し、新規バージョンのインストール実行ファイルを定義して AUT カタログにアップロードします。この文書で、新規バージョンにアップグレードできる Notes のバージョンを定義することもできます。
始める前に
- 新規バージョンのインストール実行ファイルを含む Web キットを HCL ダウンロードサイトからダウンロードし、ローカルファイルのロケーションに保存します。新規バージョンは製品の完全リリース、フィーチャーパックリリース、ホットフィックスなど、どのような種類の更新でもかまいません。
- 次のバージョンに対応する AUT Notes インストールマニフェスト .xml ファイルを手元に用意します。
- アップグレード後のバージョン。
- アップグレード前のバージョン。
手順
- 任意の AUT サーバーで AUT カタログを開きます。
- [バージョンパス] を選択します。
- [マニフェストのインポート] をクリックして、アップグレード後のバージョンに対応する Notes インストールマニフェストファイルを選択します。
-
バージョンパス文書の以下のフィールドに値を入力します。
注: 次の表でアスタリスク (*) が付けられているフィールドの値は、アップグレード後のバージョンの、インストールマニフェストファイルの情報から入力されます。何らかの理由によってインストールマニフェストをインポートしていない場合は、自分自身で入力してください。
フィールド 説明 製品* HCL Notes プラットフォーム* インストールファイルに関連付けられているクライアントタイプおよびプラットフォーム。例: StandardAllClient-win32
。言語* 言語バージョン。 アップグレード対象バージョン アップグレード対象にできる Notes バージョンのバージョン文字列を指定します。この情報は手動で入力します。-
アップグレード対象にできるリリースのバージョン番号を特定するには、そのリリースの AUT Notes インストールマニフェスト .xml ファイルを参照してください。
- AUT を使用してアップグレードできる最小バージョンは Notes 10.0.1 です。
- コンマを使用して、バージョン文字列を区切ります。
アップグレード後バージョン* Notes の新規バージョン。10.0.1 より大きくなければなりません。 注 パッケージを識別するのに役立つ説明。 表示名 この名前は、文書の保存時に作成されます。前のフィールドの値を連結して生成されます。 アップロード 前にローカルロケーションに保存した新規バージョンのインストール実行ファイルを選択するのに使用されます。 アクション Notes クライアントで新規バージョンをインストールするために実行されるコマンド。デフォルトのコマンドがインストール実行ファイルから取り込まれています。例: install, run: {exe} postinstall, version: {toVersion}, onsuccess: exitsilentlyonlaunchcmd
次に、引数を使用してサイレントインストールを行うカスタムコマンドと進捗バーの例を示します。install, run: notes1001_designadmin_windows_prod.exe, args: [-s -a /s /v"/qb+"], success: exitsilentlyonlaunchcmd
コメント 追加コメントを記載します。 -
- [保存して閉じる] をクリックします。
- 新しいインストール実行ファイルを AUT サーバーにデプロイするには、バージョンパスまたはファイルビューのアクションバーから [ファイルをデプロイ] を選択します。現在デプロイされているファイルに対する保留中のすべての追加コンテンツおよび更新が適用されます。
タスクの結果
- インストール実行ファイルが、バージョンパス文書への添付ファイルとしてアップロードされます。[ファイル] ビューの [アップロードされました] 列に、アップロードが行われた日時が表示されます。
- AUT カタログの変更内容が、他のすべての AUT サーバーに複製されます。
- インストール実行ファイルが、AUT カタログから各 AUT サーバー上の次の場所にダウンロードされます。
<datadir>/domino/html/autdownloads/notes/<app-name>/<to-version>/filename
- AUT カタログの [ファイル] ビューの [デプロイされました] 列に、すべての AUT サーバーにインストール実行ファイルがデプロイされた日時が表示されます。