以下の説明を使用して、HCL Domino® サーバーをインストールし、その後 HCL Notes® クライアントをデプロイします。
HCL Notes® または HCL Client Application Access (HCAA) の新規バージョンや更新のデプロイメントを自動化するのに、サードパーティ製品に頼る必要はありません。自動更新 (AUT) サーバーを有効にして、 の更新を自動的にデプロイできます。
AUT サーバーになるように Domino サーバーを構成するには、サーバーで TLS を構成してから、AUT サーバー用の設定文書を作成します。
1 つまたは複数の Domino® サーバーの新規インストールまたはアップグレードインストールを実行します。
HCL Notes® クライアントはセキュアな HTTPS 接続経由で AUT サーバーに接続します。AUT サーバーを構成する前に、次の手順を実行して、AUT サーバーで TLS 証明書を作成します。
AUT サーバーで TLS を設定した後、Domino ディレクトリーに AUT サーバーのグループを作成し、次にそのグループに関連する設定文書を作成します。設定文書を使用して、サーバーで AUT を有効にし、Notes クライアントが更新を確認するために接続するサーバー DNS (AUT サーバーまたはラウンドロビン DNS 名) を指定できます。
デプロイする HCL Notes® または HCL Client Application Access の新規バージョンが使用可能になったら、AUT カタログ (autcat.nsf) を使用して、そのインストール実行ファイルを AUT サーバーにアップロードします。
AUT カタログを使用して AUT サーバー上に新しいインストール実行ファイルをデプロイした後、デスクトップ設定ポリシーで [クライアントのアップグレード] > [AUT] タブを使用して、パッケージがインストールされているユーザーのクライアントを指定します。
管理者として、ユーザーが必要なフィーチャーのみをインストールするように、Notes® のインストールとアップグレードのプロセスをカスタマイズできます。たとえば、MSI Tuner 機能を使用してインストールキットをカスタマイズできます。また、インストールキットをカスタマイズして、Eclipse ベースのフィーチャーを追加または削除することもできます。
Windows™ または Citrix XenApp での Notes® のマルチユーザーインストールまたはアップグレード時に Notes カスタムデータディレクトリーを設定できます。
シングルユーザーからマルチユーザーへの移行ツールを使用すると、Notes® のシングルユーザーインストールをマルチユーザーインストールに変換することができます。
付属の Notes® Install Cleanup Executable (NICE) ツールを使用すると、失敗したインストール、失敗したアンインストール、失敗したアップグレードをクリーンアップすることができます。また、アップグレードインストールを実行する前に、このツールを使用して既存のバージョンの Notes をアンインストールし、無関係のファイルをクリーンアップすることもできます。サポート対象の Windows™ プラットフォーム上の Notes でのみ、このツールを使用することができます。このツールは、管理者が実行する必要があります。
サイレントインストールを使用することで、ユーザーの介入なしで、デフォルトまたはカスタマイズした Notes® リリースをユーザーにデプロイできます。これにより、ユーザーの介入なしで、Notes のインストールまたはアップグレードのデプロイメントを多数のユーザーに一元化して行うことができます。
Notes のみまたは Notes® Allclient インストーラーを使用して、シングルユーザー環境で Notes を Microsoft™ Windows™ または Citrix プラットフォームにインストールできます。
マルチユーザー環境に Notes® をインストールすると、複数のユーザーが同じマシンに連続してログインし、同じ Notes インストールディレクトリーと自分の Notes データディレクトリーを併用できます。
Notes® は、複数の言語でインストールとアップグレードが可能です。
オプションとして、Notes® インストール実行可能ファイルを再実行して、同一リリース内で新規フィーチャーを追加したり、インストールされているフィーチャーを削除したりできます。
クライアントインストーラーをカスタマイズして、クライアントのインストールまたはアップグレード時に新しいフィーチャーとプラグインを追加したり、付属のフィーチャーとプラグインを削除したりすることができます。また、Domino® ポリシーまたは Eclipse のプリファレンス、HTTP または Domino サーバー上のウィジェットカタログにあるウィジェット、一元管理された NSF ベースの更新サイトにあるオプションの Eclipse 更新サイト (および署名付きのフィーチャーとプラグインの .jar ファイル) を組み合わせて、スタンドアロンまたはサードパーティのフィーチャーとプラグインを既存の Notes® または Lotus® Expeditor ランタイムにプロビジョニング (インストールと自動更新) することもできます。
新しいリリースにアップグレードする際に Notes® をアンインストールする必要はありませんが、ベータ版からアップグレードする場合は、事前にベータ版をアンインストールしてください。
この資料を使用して、既存の Domino® サーバーをアップグレードし、続けて Notes® クライアントを新しいリリースにアップグレードします。Domino Administrator クライアント、Domino Designer クライアントなどの追加のクライアント、組み込みの HCL Sametime® クライアントなどの追加フィーチャーやプラグインをアップグレードすることもできます。