ドメイン内の追加サーバーでのウィルススキャンの有効化
特に、最初の Domino サーバーに対して定義した同じ設定文書 (同じ ICAP サーバーを意味する) を使用する場合、追加の Domino サーバーでウィルススキャンを有効にすることがはるかに簡単になります。
このタスクについて
既存の構成を再利用できる場合は、その構成を参照する新規サーバー文書を追加サーバー用に作成し、そのサーバーで mailscan タスクを実行するだけで済みます。例えば別の ICAP サーバーを使用するためなど、別の構成が必要な場合は、新しい構成文書を作成してその TLS 証明書をインポートする必要もあります。
手順
- ドメインのシステム管理サーバーで cscancfg.nsf を開きます。
- 必要に応じて、「ウィルススキャン構成の作成」の説明に従って cscancfg.nsf に設定文書を作成します。この一環として、新しい構成で新しい ICAP サーバーが指定されている場合は、その TLS 証明書をインポートする必要があります。
- 「Domino サーバーでのウィルススキャンの構成」の説明に従って、 cscancfg.nsf に新しいサーバー文書を作成します。
- サーバーがルータータスクを実行していることを確認します。ウィルススキャンは、ルーターと連携して実行されます。
- サーバーの ServerTasks notes.ini 変数に mailscan を追加して、Domino の起動時にタスクが自動的に開始されるようにします。
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コマンド
load mailscan
を発行して mailscan タスクをロードします。 - mailscan を初めて実行すると、システム管理サーバーから cscancfg.nsf のレプリカが作成されます。このサーバーの構成が読み取られて、ウィルススキャンが開始します。
- 機能が正しく動作していることを確認するためにモニターできる統計については、「ウィルス・スキャンのトラブルシューティング」を参照してください。