LDAP V2 クライアント用キャラクタエンコーディングを設定する
デフォルトでは、LDAP サービスは、インターナショナルキャラクタを含む結果を LDAP V2 クライアントに返すときに、UTF-8 キャラクタエンコーディングを使用します。LDAP V2 RFC では UTF-8 がサポートされていませんが、デフォルトの動作により、UTF-8 を使用する LDAP V2 クライアント (EudoraPro 4.1 など) は LDAP サービスで正常に動作します。
このタスクについて
UTF-8 を使用しない LDAP V2 クライアントをサポートするには、LDAP サービスが V2 クライアントに対しては UTF-8 キャラクタエンコーディングを使用しないように、デフォルトのエンコーディングを変更します。LDAP V2 クライアントに対して UTF-8 キャラクタエンコーディングを使用しないようにすると、LDAP サービスは、UTF-8 を使用する V2 クライアントに対し、インターナショナルキャラクタを含む結果を返せない場合があります。
注: LDAP サービスは、インターナショナルキャラクタを含む結果を LDAP V3 クライアント (例えば、Microsoft™ Outlook Express® クライアントや HCL Notes® クライアント) に返す場合に、必ず UTF-8 キャラクタエンコーディングを使用します。
ドメイン内の任意のサーバーで実行されている LDAP サービスで、LDAP V2 クライアントに対する UTF-8 キャラクタエンコーディングの使用を有効または無効にするには、次の手順を実行します。
手順
- HCL Domino® Administrator で、LDAP サービスを実行しているサーバー、または LDAP サービスを実行しているサーバーと同じドメインに属しているサーバーを開きます。
- [設定] タブをクリックします。
- ナビゲーションペインで [ディレクトリ]、[LDAP] の順に展開し、[設定] を選択します。
- 以下のいずれかを実行します。
- 「このドメインのサーバー設定文書が見つかりません。すぐに作成しますか?」というメッセージが表示されたら [はい] をクリックした後、作成された文書の [LDAP] タブをクリックします。
- このプロンプトが表示されない場合は、[LDAP 設定の編集] をクリックします。
- 新しく作成したグループのオプションとして、
- LDAP V2 クライアントに対して UTF-8 キャラクタエンコーディングを使用する場合は、[はい] (デフォルト)
- LDAP V2 クライアントに対して UTF-8 キャラクタエンコーディングを使用しない場合は、[いいえ]
- [保存して閉じる] をクリックします。