ユーザーアクセスに対してデータベースを無効にする
ユーザーアクセスに対してデータベースを使用不可にしなければならない場合があります。データベースで何らかのメンテナンスを行う場合や、サーバーが高い使用レベルに達したためにデータベースの別のレプリカにフェイルオーバーさせる場合などがこれに当たります。データベースをユーザーに対して使用不可にするには、データベースに「サービスを無効」のマークを付けます。
このタスクについて
データベースに「サービスを無効」のマークを付けると、ユーザーはそのデータベースを開くことができません。データベースを開く要求は、使用可能なレプリカがあれば、それにフェイルオーバーします。使用可能なレプリカがなければ、Domino® は、データベースへのユーザーのアクセスを拒否して、状況を伝えるメッセージを表示します。
ユーザーがデータベースを使用しているときにそのデータベースを無効にしても、ユーザーは、データベースを閉じるまでそれにアクセスし続けることができます。ユーザーが無効なデータベースを閉じてから、再びそのデータベースを開こうとすると、使用可能なサーバーがあれば、そのサーバーの別のレプリカにフェイルオーバーします。このように無効に設定したデータベースは、使用中のユーザーがいる場合には、その使用を中断せずに徐々に無効状態になります。さらにデータベースが無効のときでも、別のレプリカからの複製更新は引き続き行われます。
手順
- Domino® Administrator の [サーバー] ペインで、[すべてのサーバー] または [クラスター] のいずれかを展開します。
- 無効にするデータベースが保存されているサーバーを選択します。
- [ファイル] タブをクリックします。
- Domino Administrator の場合は、[タスク] ペインで [クラスター・ディレクトリー] を展開して目的のビューを選択します。
- 結果ペインで、目的のデータベースを選択します (複数も可)。
- ツールペインで、[データベース] を展開し、[クラスタ] をクリックします。
- [休止] をクリックしてから、[OK] をクリックします。
次のタスク
フェイルオーバー管理時にサーバー上のすべてのデータベースを無効にするには、SERVER_RESTRICTED
設定を使用します。制限されているサーバーは、データベースを開く新規の要求を受け付けません。