リソースバランシング時に移動可能なデータベースを指定する
リソースバランシング時に移動可能なデータベースを指定するために、管理者はマスター Pin リストを作成します。Domino® ディレクトリなどのシステムデータベースは移動できないため、これらを Pin リストに含めないでください。
このタスクについて
データベースは、次のいずれかの方法で Pin を設定することができます。移動したくないデータベースをリストに登録するか、移動するデータベースだけをリストに登録します。Pin リストを定義したら、Pin リストプロフィールとして保存します。
デフォルトでは、すべてのデータベースが全サーバーに関連付けられています。サーバー名はエントリの一部として指定できます。コロンを使用してサーバー名の部分を指定します。たとえば、Renovations/East:mail/*.nsf と指定した場合は、サーバー Renovations 上のすべての mail/*.nsf データベースが該当します。
リソースのバランスをとるためサーバーを選択するときには、サーバーがクラスタに含まれているということを Activity Trends が認識しないことを念頭に入れておいてください。異なる複数のクラスタからサーバーを選択したり、クラスタに含まれているサーバーと含まれていないサーバーを混在して選択すると、リソースのバランスをとるためにデータベースをクラスタから移動するよう Activity Trends が提案する場合があります。これを回避するには、各クラスタとクラスタ化されていないサーバー用に別のサーバープロフィールを作成するか、リソースバランシングの対象外とするデータベースを Pin 設定します。
[サーバープロファイルオプション] ダイアログボックスは、リソースバランシングメニューから開くか、[サーバープロファイルオプション] ボタンをクリックします。
マスター Pin リストを作成するには
手順
- Domino® Administrator で [サーバー] - [パフォーマンス] タブをクリックします。
- [Activity Trends] - [リソースバランシング] ビューを選択します。
- [リソースバランシング] - [オプション] を選択し、[サーバープロファイルオプション] ダイアログボックスを開きます。
- [バランシング] セクションを展開し、[Pin リスト] をクリックします。
- [データベース Pin リスト] タブをクリックします。
-
[方法を常に表示] で次のどちらかを選択します。
- [リストされたデータベースを常に表示] - 移動できないようにリストされているデータベースを Pin を設定します。
- [リストされていないものを常に表示] - リストされているデータベースを移動できるようにし、その他のデータベースは Pin を設定します。
- [データベースリスト] で、データベースを追加または削除します。データベースを追加するには、リストにデータベース名を直接入力します。
-
次いでデータベース名リストの横から、次のいずれかを選択します。
- [リセット] を選択し、元のデータベースセットに戻します。
- [名前を付けて保存] を選択し、新しい Pin リスト名を入力します。
-
新しく作成したグループのオプションとして、
- [デフォルトを使用] -- 以前保存したカスタムデフォルトに戻します。
- [保存] -- システムのデフォルトに優先するカスタムのデフォルトセットを保存します。
- [リセット] -- システムのデフォルトに戻します。
保存した Pin リストプロフィールを編集または削除するには
手順
- [Pin リストプロフィールを保存] でプロフィールを選択します。
-
次の操作のいずれかを行います。
- データベースを選択し、[保存] をクリックします。
- [削除] をクリックします。