リソースバランシングプラン
リソースバランシングプランの目的は、[サーバープロファイルオプション] ダイアログボックスで定義されている条件セットに従ってデータベースを移動することです。リソースバランシングプランは、Activity Trends でのデータ検索の際に作成された分析と、提案に基づくものです。プランが最初に Domino® Change Manager に送信されるときのステータスはドラフトです。デフォルトでは、Domino® Change Manager にプランを送信するユーザーのアクセスレベルは [作成者] で、[Plan Creator] ロールがあります。
プランの送信後は、最終的なプランが有効になり完了するまで、送信と承認の規定のプロセスを経ます。次に示すフローチャートは、最初のドラフト状態から、完了し達成された状態に至る、リソースバランシングプランの進行プロセスを示しています。
ドラフトから準備の段階へ移行するなど、ある状態から別の状態へのプランのレベルを上げるには、プラン文書内または、Change Control データベース (DOMCHANGE.NSF) から行います。
リソースバランシングで送信したプランを処理するワークフローは、以下の手順で実行されます。
- 作成者はドラフトプランを編集して、十分にプランを定義します。
- 作成者または Change Administrator がプランを「準備」して、プランのステータスを「準備済み」に変えます。準備状態は、プランの作成者がプランの詳細に満足し、プランの実行を望んでいることを示します。
- Change Administrator がプランの詳細をレビューし、必要であれば変更をします (通常は、プランへの承認者の追加または削除しかできません)。この時点でさまざまなグループやロールがプランを承認したかどうかに応じて Change Administrator は、プランをキャンセルするかコミットし実行することができます。
- コミットされたプランは、承認者によって承認または拒否されます。プランは全承認者から承認されなければなりません。承認者の 1 人がグループである場合、グループ内の 1 メンバーしか承認する必要はありません。1 人の承認者がプランを拒否した場合、プランは拒否状態になります。承認者が 1 人も割り当てられていない場合、そのプランは自動的に承認状態になります。
- プランはどの段階にあってもキャンセルすることができます。作成者は準備段階の前にプランをキャンセルすることができます。Change Administrator はプランを完了前にいつでもキャンセルできます。キャンセルまたは拒否されたプランは再度ドラフトすることができます。プランはドラフト状態にあるときのみ変更可能です。プランを変更する必要がある場合、キャンセルまたは拒否してプランを再度ドラフトしてください。プランは再度ドラフト状態となります。
- プランを有効にする任意選択の開始時間と終了時間内でプランが承認されると、プランのステータスは有効になります。Change Administrator はプランのステータスが有効である間は、プランのどの部分も保留にできます。
- エラーによってプランが失敗しない限り、有効になったプランは完了します。Change Administrator はプランが失敗したら、環境またはプランを変更して再度試行することができます。