クラスタサーバーからデータベースを移動する

レプリカの移動またはレプリカの作成プロセスのためにクラスタメンバでレプリカを作成する場合、複製元サーバーと複製先サーバー間の複製をスケジュールする接続文書があることを前提としています。

レプリカの移動のアクセス権チェック

トリガ: ツールペインから [データベース] > [移動] を選択します。

実行場所: 移動元サーバー。

実行のタイミング: 即時

結果: システム管理プロセスによって、要求を開始した管理者が、移動するデータベースに対して [文書の削除] の権限と [管理者] のアクセス権を持っていることと、移動先サーバーが移動するデータベースに対して [読者] のアクセス権を持っていることが確認されます。

レプリカの移動

トリガ: [レプリカの移動のアクセス権チェック] 要求が完了したとき。

実行場所: 移動先 (データベースを移動する先の) サーバー。

実行のタイミング: 即時

結果: システム管理プロセスによって、管理者と移動元サーバーが、移動先サーバーに対して [レプリカの作成] 権限を持っていることが確認されます。この権限がある場合は、システム管理プロセスによってレプリカが作成されます。完全なレプリカがあるサーバーから複製先サーバーに最初に複製が実行されたときに、作成されたレプリカに文書が複製されます。送信側サーバーで Activity Trends ツールを実行している場合は、[Trends データベースレコードの管理] システム管理要求が発行されます。送信側サーバーで Activity Trends を実行していない場合は、[レプリカスタブのモニター] システム管理要求が発行されます。

エージェントを実行するサーバーの変更

この要求は、エージェントを実行する前に、送信側サーバーに受信側サーバーの署名を必要とするエージェントが存在する場合にのみ生成されます。

トリガ: データベースの移動後、受信側サーバーの署名を必要とし、受信側サーバーで実行できるエージェントが送信側サーバーに存在するとき。

実行場所: 移動先サーバー。

実行のタイミング: 即時

結果: すべてのアクセス権チェックが正常に終了したエージェントは、受信側サーバーに署名され、通常の処理に応じて実行されます。

Trends データベースレコードの管理

トリガ: Activity Trends ツールによって生成されたリソース分散の推奨を受けて、データベースの移動アクションを実行し、[レプリカの移動] システム要求が正常に終了したとき。

実行場所: 移動するデータベースの移動元サーバー。

実行のタイミング: 即時

結果: 送信側サーバーから受信側サーバーにデータベースレコードがコピーされます。必要な場合は、送信側サーバーのデータベースレコードが削除されます。

レプリカスタブのモニター

トリガ: 移動先サーバーでレプリカが作成されたとき。

実行場所: 移動先サーバー。

実行のタイミング: サーバー文書の [Administration Process] タブの [間隔] の設定に従います。

結果: システム管理プロセスによってレプリカがモニターされます。別のサーバーでレプリカの更新が始まったことによるレプリカの初期化が検出されると、[移動後のオリジナルレプリカの削除] 要求が発行されます。

移動後のオリジナルレプリカの削除

トリガ: [レプリカスタブのモニター] 要求が完了したとき。

実行場所: 移動元サーバー。

実行のタイミング: サーバー文書の [Administration Process] タブの [間隔] の設定に従います。

結果: システム管理プロセスによって元のデータベースが削除とマークされます。次に、移動元サーバーのクラスタデータベースディレクトリマネージャによって、データベースの使用状況がモニターされます。データベースに対するユーザーの接続がすべて終了すると、クラスタデータベースディレクトリマネージャによって、クラスタの他のレプリカに変更が追加され、データベースが削除されます。

クラスタサーバーからデータベースを移動するタイミング