システム管理プロセスによる 2 次 Domino® ディレクトリのサポート
Domino® では、1 次 Domino® ディレクトリである NAMES.NSF 以外のディレクトリに保存するユーザー名とグループの保守管理に、2 次 Domino® ディレクトリを使用することができます。例えば、Notes® ID を持つ Notes® ユーザーは NAMES.NSF で保守管理を行い、Web 専用ユーザーは 2 次 Domino® ディレクトリで保守管理を行う、という使い分けができます。
2 次 Domino® ディレクトリは 1 次 Domino® ディレクトリである NAMES.NSF と同じシステム管理サーバーを使用できますが、別のサーバーを指定してもかまいません。
2 次 Domino® ディレクトリから名前管理またはグループ管理アクションを開始すると、システム管理プロセスは、2 次ディレクトリのレプリカ ID をシステム管理要求文書に記録します。サーバーは名前管理またはグループ管理のシステム管理要求を検索して処理するときに、レプリカ ID があるか確認します。システム管理要求文書に保存されているレプリカ ID がないときは、NAMES.NSF のシステム管理サーバーがその要求を処理します。
レプリカ ID がある場合、サーバーはデータベースを開こうとします。データベースが正常に開くと、サーバーは ACL を調べてそのディレクトリのシステム管理サーバーであるかを確認します。そのサーバーがディレクトリのシステム管理サーバーであれば、要求を処理します。そうでない場合、サーバーは適切なシステム管理サーバーに要求の処理をゆだねます。サーバーがデータベースを開けない場合、要求を無視します。