ユーザー登録時にデフォルト設定を使用する

デフォルト設定を使用すると、ユーザー登録のプロセスが簡単で早くなります。登録プリファレンスとして定義する設定は、各セッションを通じて変わりません。他のデフォルト設定は、すべて新しい登録セッションを開始するたびに Notes® のデフォルトに戻ります。

デフォルト設定は、さまざまなソースから行うことができます。

  • Notes 一連のデフォルトの設定が含まれています。
  • デフォルトの設定は、[システム管理プリファレンス] ダイアログボックスにある登録プリファレンスで定義します。これらの設定は、ユーザーを登録する前に定義します。登録プリファレンスでは、すべてのデフォルト設定を定義できるわけではなく、定義できるのは登録サーバーの指定などの基本的な一部のデフォルト設定だけです。
  • ユーザー登録インターフェースを使用して、次の 2 つのいずれかの方法でデフォルト設定を定義できます。1 つはユーザー登録キューに以前追加されたユーザーの設定を使用する方法で、もう 1 つは [ユーザー登録] - [新規エントリ] ダイアログボックスで定義された設定を使用する方法です。

    たとえば、既にユーザー登録キューにユーザーを追加している場合は、最後のユーザーに適用されたユーザー固有の設定以外の設定が、次のユーザーのデフォルト設定として機能します。同様に、[ユーザー登録] - [新規登録] ダイアログボックスで設定を定義できます。このモードのときにユーザーをインポートしたり、移行したりすると、ユーザーはシステム管理者が定義した設定を継承します。

次の表には、Notes に用意されているデフォルトのユーザー登録設定がすべてリストされています。この表にリストされていないユーザー登録フィールドは、デフォルト設定がないフィールドです。この表の値は、次のような条件が満たされていることを前提としています。

  • [登録プリファレンス] で以前に値が設定されていない。
  • [登録] ダイアログボックスで以前に値が設定されていない。
表 1. Notes のデフォルトのユーザー登録設定

フィールド

デフォルト

登録サーバー

ローカルサーバー (Domino® ディレクトリがある場合)。ディレクトリがない場合は、NOTES.INI ファイルの NewUserServer 設定で指定されているサーバー、またはシステム管理サーバー。

パスワードクオリティスケール

8

インターネットパスワードの設定

オフ

暗号化のレベル

RSA キーサイズの基本強度

インターネット・アドレス

FirstnameLastname@Internet ドメイン (たとえば、RobinRutherford@Renovations.com)。

インターネットドメイン

Current® TCP/IP ホストドメイン

アドレス名の形式

名 姓

メールサーバー

ローカルサーバー (Domino ディレクトリまたはシステム管理サーバーがある場合)

メールファイルテンプレート

Mail85.ntf

即時にファイルを作成

オン

メールシステム

Notes

[メールファイル名]

mail\firstinitialfirst7charactersoflastname.nsf

[メールファイル所有者のアクセス権]

[文書の削除] アクセス権がある [編集者]

[全文索引の作成]

オフ

メールデータベース割り当て設定

オフ

[警告限界値の設定]

オフ

このユーザーの Notes ID を作成

オン

ローミングを有効にする

オフ

認証者 ID

サーバーベースの認証機関 (CA) を使用していない場合、Notes では [システム管理プリファレンス] に指定された認証者 ID を使用します。この指定がないときは、NOTES.INI ファイルの CertifierIDFile 設定に指定された ID が使用されます。

[セキュリティの種類]

[アメリカ・カナダのみ] または [インターナショナル] のどちらか。

[認証期限日]

現在日付から 2 年間。

ユーザー ID の保存場所

Domino ディレクトリ

[ローカル管理者]

なし

[メールサーバーローミングユーザーファイルを置く]

オン

[パーソナルローミングフォルダ]

roaming

サブフォルダの形式

FirstName LastName

直ちにローミングファイルの作成

選択済み

クリーンアップオプション

クリーンアップしない