サーバー・バックアップ

BigFix サーバーをバックアップする方法。

次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを使用して、実行中のプラグインを含め (ある場合)、すべての BigFix プロセスを停止します。
    systemctl stop beswebui
    systemctl stop besclient
    systemctl stop beswebreports
    systemctl stop besgatherdb
    systemctl stop besfilldb
    systemctl stop besserver

    BigFix バージョン 11.0.1 までは、下位互換性の理由から、次のコマンドを実行することもできます。

    /etc/init.d/beswebui stop
    /etc/init.d/besclient stop
    /etc/init.d/beswebreports stop
    /etc/init.d/besgatherdb stop
    /etc/init.d/besfilldb stop
    /etc/init.d/besserver stop
    
  2. 以下のコマンドを使用して、BFENT データベースと BESREPOR データベースをバックアップします。
    su - db2inst1
    db2 backup db BFENT
    db2 backup db BESREPOR
    次のコマンドを使用して、任意で絶対パスを追加します。
    su - db2inst1
    db2 backup db BFENT to /Absolute/Path/Of/ExistingFolder
    db2 backup db BESREPOR to /Absolute/Path/Of/ExistingFolder
    
    インストール時に次のいずれかのコマンドが使用された場合には、これらのデータベースの名前が異なることがあります。-opt BES_DB_NAME=<SERVER_DB_NAME> または -opt WR_DB_NAME=<WEBREPORTS_DB_NAME>
  3. 以下のフォルダーを手動でバックアップします。
    /var/opt/BESClient
    /var/opt/BESCommon
    /var/opt/BESServer
    /var/opt/BESWebReportsServer
    /var/opt/BESWebUI
    
  4. サイトの資格情報、ライセンス証明書、およびマストヘッド・ファイルをバックアップします。

    license.pvk ファイルと license.crt ファイルは、BigFix のセキュリティーと操作において非常に重要です。秘密鍵 (pvk) ファイルが失われると、リカバリーできません。

    マストヘッド・ファイルは、リカバリーの際に使用する必要がある重要なファイルです。このファイルには、BigFix サーバーの構成に関する情報が格納されます。バックアップするには、/etc/opt/BESServer/actionsite.afxm ファイルをコピーしてファイル名を masthead.afxm に変更するか、ブラウザーでマストヘッド・ファイル http://hostname:52311/masthead/masthead.afxm を開いてローカルに保存します。

  5. DB クライアントを使用して BFENT データベースに接続し、DBINFO テーブルと REPLICATION_SERVERS テーブルを調べます。

    確認のため、すべての列の値をメモします。

    サーバーで DNS エイリアスを使用している場合、その名前は変更されません。ホスト名を使用していて、名前が変更されているときには、復元後にその列の値を手動で変更する必要がある場合があります。BigFix 内部証明書の CN を更新する場合は、「BigFix 内部証明書の共通名 (CN) を変更する方法」を参照してください。

  6. BES コンソールでサーバー・コンピューター・エントリが重複しないようにするには、クライアントのリストア時の重複回避の「クライアント・データ・バックアップ」セクションで説明されている手順を実行します。