管理対象の Apple ID

管理対象の Apple ID とは、従業員、学生、またはその他のメンバーのために組織または機関が作成および管理する Apple ID を言います。これにより、組織は Apple デバイス、アプリおよびサービスの展開と管理を簡単に行えるようになります。

管理対象の Apple ID は、Apple Business Manager または Apple School Manager を使用して作成します。Apple デバイスを BigFix MCM および BigFix Mobile に登録するには、管理対象 Apple ID と関連するパスワードが使用されます。この ID とパスワードを使えば、iCloud、App Store および Apple Music といった Apple サービスにアクセスできます。

管理対象の Apple ID により、組織は従業員や受講者が使用するデバイスやデータの管理を維持できます。これにより、データが安全に保護され、デバイスが組織のポリシーに基づいて使用されるようになります。

管理対象の Apple ID により、組織はユーザーへのアプリとコンテンツの配信、デバイス設定の構成、ならびにリモートでのソフトウェア・アップデートの管理が可能になります。

Apple ユーザーの登録では、ユーザーは関連の Apple Business Manager アカウントを通じて、管理対象の Apple ID およびフェデレーション AD の資格情報を取得していなければなりません。

管理対象の Apple ID を作成する方法

管理対象の Apple ID を作成するには、企業の Apple Business Manager または教育機関の Apple School Manager のいずれかにアクセスする必要があります。

Apple Business Manager
Apple Business Manager を使用して管理対象の Apple ID を作成する手順は、以下のとおりです。
  1. Apple Business Manager の Web サイトにアクセスし、管理者アカウントでサインインします。
  2. サイドバーの「アカウント」をクリックし、「ユーザー（People）」を選択します。
  3. 右上隅の「+」ボタンをクリックし、「新しいユーザーを作成する」を選択します。
  4. ユーザーの姓名とE メール・アドレスを入力します。
  5. ユーザーに割り当てる役割 (マネージャー、スタッフ、学生など) を選択します。
  6. ユーザに新しい管理対象 Apple ID を作成するか、あるいは ID を割り当てるかを選択します。
  7. 新しい管理対象 Apple ID を作成する場合は、ユーザーのユーザー名とパスワードを選択します。
  8. オプションとして、電話番号や住所などの追加情報を加えることができます。
  9. 「作成」をクリックして、管理対象の Apple ID を作成し、ユーザーに招待状を送信します。
Apple School Manager

Apple School Manager を使用して管理対象の Apple ID を作成する手順は、以下のとおりです。

  1. Apple School Manager の Web サイトにアクセスし、管理者アカウントでサインインします。
  2. サイドバーの「アカウント」をクリックし、「学生」または「スタッフ」を選択します。
  3. 右上隅の「+」ボタンをクリックし、「新しいユーザーを追加する」を選択します。
  4. ユーザーの姓名とE メール・アドレスを入力します。
  5. ユーザーに割り当てる役割 (教師、学生など) を選択します。
  6. ユーザに新しい管理対象 Apple ID を作成するか、あるいは ID を割り当てるかを選択します。
  7. 新しい管理対象 Apple ID を作成する場合は、ユーザーのユーザー名とパスワードを選択します。
  8. オプションとして、電話番号や住所などの追加情報を加えることができます。。
  9. 「追加」をクリックして、管理対象の Apple ID を作成し、ユーザーに招待状を送信します。

ユーザーが招待を受け入れ、自身の管理対象 Apple ID を設定すれば、その ID を使用して Apple サービスにアクセスでき、BigFix MCM および BigFix Mobile に登録することができます。